湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ こんどは「虎屋」の羊羹を食す

2016年07月09日 21時08分02秒 | 日常・その他
先日(4日)の拙ブログ記事で
九州では有名な「小城羊羹」のことを書きましたが(*)、
今度は「株式会社虎屋」さんの羊羹です。

 * : その記事  
    「陣太鼓」を買えず「小城羊羹」を買う <2016.7.4>


頂き物の小形羊羹です。


 だいぶ前に頂いてあったものですが、
 とらやの羊羹は賞味期限が長いので
 大事にとってあったようです。

 
 やはり虎屋さんの羊羹は
 1年は十分食べられるようです。


5種類ありますが、1本ずつしかありません。
せめて一人2種類は味わえるようにと、
それぞれを半分に切りました。

 私が食べたのは
 「夜の梅」(小倉羊羹)と
 「空の旅」(白小豆入り羊羹)。 

 緑茶で頂きました。


羊羹に合う飲物と言えば
直ぐに「緑茶」が思い浮かびますが、
意外やコーヒーにも合うそうです。

  昨年開催された「ミラノ万博」では
  甘い「小城羊羹」と苦い「珈琲」を
  組み合わせて味わうというワークショップが
  好評だったそうです。

  「虎屋」さんはパリにも店があるようです。
  和食ブームにあやかって
  和菓子(羊羹,生菓子,落雁,etc.)も
  世界に広く認知されていけば面白いのですが ・・・


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 052 (虎の絵 + ) ・・・・・・・・・・・

                  ライセンス(3点とも): (パブリック・ドメイン)

  何れも
  「ジャン=レオン・ジェローム」さんの絵です。
      (Jean-Léon Gérôme)


 ■タイトル:虎(Tiger on the Watch)

 ・画家:ジャン=レオン・ジェローム(Jean-Léon Gérôme)
 ・制作年:1888年
 ・収蔵:ヒューストン美術館


 ■タイトル:虎の親子(Tiger and Cubs)

 ・制作年:1884年
 ・収蔵:メトロポリタン美術館

    ※「虎屋」さんは室町年間の創業といわれています。
     当時も日本には虎は生息しておらず、虎の絵も少なかったはずです。
     日本で最も古い虎の絵は法隆寺の玉虫厨子に描かれた
     「捨身飼虎図(シャシンシコズ)」ではないかと云われていますが、
     少なくとも新古典主義ジェロームさんが描かれたような
     リアルなものは無かったはずです。
     「虎屋」さんは、何かの絵を見て屋号を決められたのでしょうか?


 ■タイトル:ピュグマリオンとガラテア(Pygmalion and Galatea)

 ・制作年:1890年
 ・収蔵:メトロポリタン美術館

    ※ピュグマリオンはギリシャ神話に出てくるキプロス島の王です。
      彼は、自分で作った美しい彫像(理想の女性)に恋をし
      愛の神アフロディテに
      「この像とそっくりの妻を与えたまえ」と祈ります。
      この絵は、その願いが叶い
      接吻されたことによって彫像がしだいに血の気を帯び
      人に変わっていくところが描かれたものだそうです。
        太腿から下は未だ白くて硬いままのようです。