湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ ワシワシワシワシ ・・・ と鳴きはじめたクマゼミ(熊蝉)

2016年07月07日 13時18分56秒 | 日常・その他
宿明け勤務だった今朝、
某職業訓練校の敷地内を見回っていると
蝉の鳴き声が耳に付きました。

  家の周りでも
  先日から鳴き始めていました。

木の幹や枝に抜け殻が何個も残っていました。
何日も前から鳴き始めていたのに、
気付いてなかっただけかも知れません。

楠にとまっていたクマゼミ(熊蝉)


ワシワシワシワシ ・・・ と
暑苦しい、喧しい鳴き声でした。
 ※雄だけ鳴くので "ワシワシ" となるのか? (^_^)

欅の枝にあった抜け殻



 前にも同じようなことを書きましたが、
 最近の蝉の鳴き方は、
 私が子供の頃と変わってきています。
 
  昔は、
  見た目も鳴き声も地味なニイニイゼミから始まり、
  アブラゼミやクマゼミの喧騒が昼寝を邪魔し、
  そして夏の終わりを告げるツクツクボウシの
  独特の鳴き声で終わる、というものでした。

今は
梅雨も明けないうちから
いきなりクマゼミが喧しく鳴き始めるので、
情緒を感じることができません。


 蝉の鳴き声の中で私が好きだったのは
 ヒグラシ(蜩)です。
 今でもそうですが、
 家の周りや街中にはいなかったので、
 その鳴き声をきくことは滅多にありませんでした。 

  カナカナカナカナ ・・・ という
  どこか哀しげにも聞こえる鳴き声を聞いたのは
  山間部の渓流沿いの林の中などでした。
   ※哀しいので "カナカナ" と泣くのか? (^_^)


 温泉宿やキャンプ場などの近くの林で、
 夕暮れ時に鳴いていたように憶えています。
 ヒグラシが好きなのは、
 カナカナカナカナ ・・・ という音色そのものではなく、
 その旅情が好きだったからだと思います。