湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 選挙制度改革の愚案

2016年07月08日 11時42分28秒 | 日常・その他
明後日(10日)は
第24回参議院議員通常選挙の投票日です。

選挙制度についての
一つの改革案を思いつきました。(^^ゞ


この改革案では、
「公職選挙法」第46条第1項が
次のように改定されることになります。

    ※赤色字が変更になったところ。
     第2項~第4項は割愛しています。
    ※関連して他の条文にも変更になるところが
     多くでてきますが、面倒なので割愛します。


 (投票の記載事項及び投函)
 第四十六条  
   衆議院(比例代表選出)議員又は
   参議院(比例代表選出)議員の選挙以外の
   選挙の投票については、
   選挙人は、投票所において、投票用紙に
   当該選挙で当選させたい公職の候補者一人の
   氏名を自署するか、若しくは当選させたくない
   公職の候補者一人の氏名を逆さに自署して、

   これを投票箱に入れなければならない。


この選挙制度改革の内容を簡単にいうと、

 当選させたくない候補者や支持しない政党へ
 マイナス票を入れられるようにするということです。
  候補者名や政党名が逆さに書かれた投票用紙1枚につき
  有効票1票が減じられることになります。

 逆さに書かれた票の割合が多ければ
 公職選挙法第95条のただし書きに該当する
 候補者(一定数以上の得票が無い者)が続出して
 定数を満たさない状況が生じるかもしれませんが、
 税金を費やす補欠選挙は不要です。
 それはそれで
 ○クでもない議員を排除した "健全な議会の姿" と
 言えなくもないからです。


現行制度のもとでは
 絶対支持したくない政策を掲げる
 候補者や政党があったとしても、
 その意思を票で示すことが困難です。
   2大政党の形になれば少し違ってきますが ・・・

 浮動票の多さや投票率の低さの原因の一つには、
 「反対の意思を投票で示せない」という
 現行選挙制度にもあるのではないでしょうか?


  現行制度の下では、
  その政策に対して
   有権者3割の支持と7割の反対を
   受けている候補者(A)が、
   2割の支持と1割の反対しかない
   候補者3人(B,C,D)に
   圧勝するということになります。
  しかし、新制度の下では、
   恐らく候補者B,C,Dの三人の中から
   選ばれることになり、
   有権者7割の反対がある政策は
   葬られることになります。

  選挙区/小選挙区選出・比例代表選出を問わず、
  どんなに知名度が高くても、
  悪評も高いと当選できなくなります。
  

 現在、参議院には "11" にも上る政党が
 議席を有しているはずです。

 もし、今回の選挙でマイナス票を
 投票できるとすれば、
 名前が逆さに書かれた票を一番獲得するのは
 どの候補者・政党になるでしょうか?


明後日の投票では
怒りを込めた字で逆さに書いたりしないよう
気を付けてください。