よしみの北秋田市議会だより

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暴走加速安倍政権 広がる矛盾③・・・TPP 交渉前から〝白旗〟揚げる

2013年07月28日 | 参議院議員選挙
 15日からマレーシアで開かれている環太平洋連携協定(TPP)の全体交渉は今回で18回目。日本は参院選直後の23日に交渉官を現地に送り込みましたが、日本の交渉参加は同日午後から25日までのわずか2日半。いまだ交渉状況の把握を急いでいる段階にすぎません。

 協定の年内妥結を目指す先行参加11カ国は、第19回会合を8月下旬から9月上旬までブルネイで開くことで調整しています。

 米通商代表部のフロマン代表は18日の下院歳入委員会の公聴会で、日本には合意済みの内容について「再交渉も、蒸し返すことも認めない」と強硬な態度を表明しました。

 しかも、ニュージーランド外務貿易省は、交渉でやりとりした情報は守秘義務の対象とされ、4年間は秘密扱いとなると説明。日本も交渉参加にあたり、秘密保持に関する契約に署名させられます。

 自民党は、重要品目を関税撤廃の例外扱いとさせない限り交渉脱退もありうるなどとして来ましたが、同党の西川公也TPP対策委員長は、「交渉だから、我々は全部取るつもりでいるが、100点満点はないだろう」「国内農業が極力痛まない程度に収めたい」などと、交渉前から早くも白旗を揚げてしまいました。

 安倍首相は「守るべきを守る」と言い続けてきましたが、守れないことが明らかになったとき、国民の怒りを抑えることはできません。

 (「しんぶん赤旗」7月24日付)

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