一日一書 734 埋火や・加舎白雄

 

加舎白雄（かや・しらお）

 

埋火や夜学にあぶる掌（たなごころ）

 

 

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ここでいう「夜学」というのは、学校のことではなく

ただ単に夜の勉強・読書というほどの意味。

ほんのちょっと前まで日本ではごく普通の光景でした。

ぼくが中学生の頃だって、これとたいして変わりのない冬の夜でした。

江戸時代と昭和は、「地続き」だったのだと思います。