原発の南50kmにある宮城県の丸森町、事故から1ヶ月地角が経った4月上旬、東電から委託されたTEPCOの職員が放射線量を測定、同町筆甫(ひつぎ)の川平地区に住む(70歳)女性の玄関先では毎時1,7μSv、年間被曝線量にすると約7mSvにもなります。同女性は、「自分は年だから、放射能のことを気にしても仕方がない」と話されていますが、こうした放射能汚染地域が放置されているのは非常に問題だと思います。
今朝の朝刊(『朝日新聞』)を読むと、福島県に隣接する宮城県の(上記)丸森町と白石市、栃木県の那須塩原市と那須町に対して、同地区の住宅の敷地の汚染された表土の剥ぎ取り(除染)の費用として市町が負担した分を、総務省の震災復興特別交付税で支援する、既に行われた分も遡って交付するとのことでした。(何故、環境省の枠で、住民が住む汚染地域のもっと広範囲の除染をしないのでしょうか?)
この地区からは、費用を国が全額負担する国の除染に対して、「放射線がさほど変わらないのに、県境をまたぐだけで支援が違うのは不公平」との声が上がっていたそうです。これらの地区は余りにも線量が高い、高過ぎるというのが正直な感想です。本来なら避難すべき線量だと思います。こうした地区に今後も国は、住民を住ませ続けるのでしょうか?他にも、避難指示が解除された都路地区よりも線量の高い場所は複数あると思いますが、国の今の危機感のなさ、或いは非情さは、恐ろしいばかりです・・・
P.S. 昨日の参議院決算委員会で安倍首相は、憲法解釈だけで集団的自衛権を行使することを今国会中(延期もせず)に閣議決定することへの批判に対して、「(有事は)起こらないというのは、いわば危機が迫っても、砂の中に頭を突っ込むダチョウと同じだ。見ないようにすれば、事態は起こらないと思ってしまう考え方」だとご答弁されました。正しく原発「有事」が起こることを懸念し、適切な対策をとるように多くの国民が指摘し続けてきた「核」利用発電所に関して、「安全神話」という砂の中に頭を突っ込んだダチョウであり続けたのは、一体誰だったのでしょうか?現在も尚、汚染水が駄々漏れ状態で、溶融デブリの状況すら掴めない状況で、今も尚危機的な「有事」が続いているにも拘らず、「見ないように」しているのはどなたなのでしょうか? 今なお多くの国民が、放射能汚染された地域で被曝し続けているにも拘らず、見て見ぬ振りをしているのは、どちら様なのでしょか?憲法解釈だけで集団的自衛権を行使を容認することに反対する多くの国民を「ダチョウ」と呼び、漏れ続ける汚染水を「コントロ-ル」されていると世界に向って豪語される安倍首相こそ、その「ダチョウ」なのではないでしょうか?・・・
P.S. (報道によると)F1の2号機の格納容器内の水位が、一昨年内視鏡で調べた時に約60センチと推定していましたが、その半分の約30センチほどしかないということが分かりました。現在内部の温度は35℃程度で安定しているとのことですが、溶融デブリが全て水に浸かっているかは不明です。(注水量から考えても)60センチでもそうですが、30センチというのは如何にも水位が低いとしか思えません。デブリが露出している部分も当然あるかと思います。(注水され)汚染された冷却水は、ベント菅からサプレッションルーム(圧力抑制室)の方へ流れ、損傷部分から地下へ流出しているとのことですが、その損傷箇所は(複数箇所あるのかなど)未だ分かってはおりません・・・
P.S.2 (報道によると)先日、汚染雨水を保管している小型タンクの天井開口部からの汚染水漏れ事故がありましたが、約3,4トンの放射能汚染雨水が約3ヶ月に渡って漏れ続けていたとのことです。ストロンチウムなどの放射線は(1ℓ当たり)約1万ベクレルありましたが、東電はこの汚染雨水の濃度は低いものと思い込んでおり、その為、堰の排出弁も開けており、パトロールもしていなかったとのことです。濃度が低くても、排出弁は閉めておくことになっているはずです。そもそも、低いと思い込んでいたということはどういうことなのでしょうか?調べることもせずに、そう思っていたのでしょうか?よく分かりません・・・
P.S.3 田村市都路地区の住民と国・市との意見交換会の場で、幼い子どもを持つ父親が、「子どもが土遊びをできる環境に戻して欲しい」、「それなしに避難指示の解除はありえない」と訴えています。「このまま帰還したとして、もし健康被害が起きたらどうなるんですか。水俣病みたいに何十年も争うことになるんですか」と。それに対して国の職員は、「賠償の仕組みはある。ただし、原発事故との因果関係が認められればの話」と答えたそうです。「ふざけるのもいい加減にしろい!」美輪明宏さんなら(勝手に妄想して申し訳ありません)、このように言われるかも知れません。「ごきげんよう、さようなら」・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成26年6月10日)
今朝の朝刊(『朝日新聞』)を読むと、福島県に隣接する宮城県の(上記)丸森町と白石市、栃木県の那須塩原市と那須町に対して、同地区の住宅の敷地の汚染された表土の剥ぎ取り(除染)の費用として市町が負担した分を、総務省の震災復興特別交付税で支援する、既に行われた分も遡って交付するとのことでした。(何故、環境省の枠で、住民が住む汚染地域のもっと広範囲の除染をしないのでしょうか?)
この地区からは、費用を国が全額負担する国の除染に対して、「放射線がさほど変わらないのに、県境をまたぐだけで支援が違うのは不公平」との声が上がっていたそうです。これらの地区は余りにも線量が高い、高過ぎるというのが正直な感想です。本来なら避難すべき線量だと思います。こうした地区に今後も国は、住民を住ませ続けるのでしょうか?他にも、避難指示が解除された都路地区よりも線量の高い場所は複数あると思いますが、国の今の危機感のなさ、或いは非情さは、恐ろしいばかりです・・・
P.S. 昨日の参議院決算委員会で安倍首相は、憲法解釈だけで集団的自衛権を行使することを今国会中(延期もせず)に閣議決定することへの批判に対して、「(有事は)起こらないというのは、いわば危機が迫っても、砂の中に頭を突っ込むダチョウと同じだ。見ないようにすれば、事態は起こらないと思ってしまう考え方」だとご答弁されました。正しく原発「有事」が起こることを懸念し、適切な対策をとるように多くの国民が指摘し続けてきた「核」利用発電所に関して、「安全神話」という砂の中に頭を突っ込んだダチョウであり続けたのは、一体誰だったのでしょうか?現在も尚、汚染水が駄々漏れ状態で、溶融デブリの状況すら掴めない状況で、今も尚危機的な「有事」が続いているにも拘らず、「見ないように」しているのはどなたなのでしょうか? 今なお多くの国民が、放射能汚染された地域で被曝し続けているにも拘らず、見て見ぬ振りをしているのは、どちら様なのでしょか?憲法解釈だけで集団的自衛権を行使を容認することに反対する多くの国民を「ダチョウ」と呼び、漏れ続ける汚染水を「コントロ-ル」されていると世界に向って豪語される安倍首相こそ、その「ダチョウ」なのではないでしょうか?・・・
P.S. (報道によると)F1の2号機の格納容器内の水位が、一昨年内視鏡で調べた時に約60センチと推定していましたが、その半分の約30センチほどしかないということが分かりました。現在内部の温度は35℃程度で安定しているとのことですが、溶融デブリが全て水に浸かっているかは不明です。(注水量から考えても)60センチでもそうですが、30センチというのは如何にも水位が低いとしか思えません。デブリが露出している部分も当然あるかと思います。(注水され)汚染された冷却水は、ベント菅からサプレッションルーム(圧力抑制室)の方へ流れ、損傷部分から地下へ流出しているとのことですが、その損傷箇所は(複数箇所あるのかなど)未だ分かってはおりません・・・
P.S.2 (報道によると)先日、汚染雨水を保管している小型タンクの天井開口部からの汚染水漏れ事故がありましたが、約3,4トンの放射能汚染雨水が約3ヶ月に渡って漏れ続けていたとのことです。ストロンチウムなどの放射線は(1ℓ当たり)約1万ベクレルありましたが、東電はこの汚染雨水の濃度は低いものと思い込んでおり、その為、堰の排出弁も開けており、パトロールもしていなかったとのことです。濃度が低くても、排出弁は閉めておくことになっているはずです。そもそも、低いと思い込んでいたということはどういうことなのでしょうか?調べることもせずに、そう思っていたのでしょうか?よく分かりません・・・
P.S.3 田村市都路地区の住民と国・市との意見交換会の場で、幼い子どもを持つ父親が、「子どもが土遊びをできる環境に戻して欲しい」、「それなしに避難指示の解除はありえない」と訴えています。「このまま帰還したとして、もし健康被害が起きたらどうなるんですか。水俣病みたいに何十年も争うことになるんですか」と。それに対して国の職員は、「賠償の仕組みはある。ただし、原発事故との因果関係が認められればの話」と答えたそうです。「ふざけるのもいい加減にしろい!」美輪明宏さんなら(勝手に妄想して申し訳ありません)、このように言われるかも知れません。「ごきげんよう、さようなら」・・・
by「プルサーマル計画を憂慮する有志の会」 (平成26年6月10日)