中古屋でほぼ未使用のReaderが安く売っていたので、つい衝動買いをしてしまいました。
5型サイズで12000円。定価が19800円であることを考えれば4割引という買い物です。
さて、使ってみた感想ですが、まあ正直言うと「足りてない」感がありありと伺えます。
早速Reader Storeにアクセスしてみましたが、品揃えが圧倒的に足りてない。
特定の出版社の書籍の愛読者であればいいのですが、そうでないと本当に読むものがない。
本体の容量もメモリカードスロットが付いている6型はいいのですが、内蔵メモリのみの5型は
たったの2GB。解像度の高い自炊書籍を転送するとあっという間に容量が埋まるレベルです。
肝心の読み心地については、文章ものは文句なしです。モノクロの電子ペーパーなので
文字だけであれば非常に読みやすい。目次とページをリンクさせたファイル(Reader Storeで
購入したファイルがこのタイプ)であれば目的のページにたどり着くのも早いですし。
ただ、自炊書籍とは正直相性がイマイチ。もちろん読めないレベルではありませんし、
カラーページをモノクロに変換する落とし込みも悪くありません。ただ、文字の視認性が
電子ペーパー向けに最適化したものと比較するとさすがに落ちます。ズームボタンで拡大
すれば自炊の高解像度が活きてくるのですが、携帯コミックじゃあるまいし1ページを
右へ左へ動かすのはあまりにあんまりです。
結局、私が積極的に活用するのはちょっと難しそう。とりあえず試しに買ってみた川島令三の
鉄道の本を消化していこうと思います。