young流PC工房

PC自作マニアにしてガジェットマニアの私が趣味で手を出したり出さなかったりした色んなガジェットの話を中心にしています。

あらためて経緯を確認すると、東芝に対して怒りが湧いてくる

2008-02-22 23:53:05 | デジタル・インターネット

HD DVDの終息決定から各所で反響や分析がたくさん行われていますが、その中でも
Impress Watchの記事(前編後編)が詳しくて分かりやすいのでおすすめです。

しかし、あらためて事の経緯を確認すると、東芝はただの一度も消費者のことを考えたことがない、
という事実に驚愕させられます。DVDを製造していた装置でHD DVDも製造できる、というのは
完全にプレス会社の事情ですし、その構造上2層30GBまでしか作れず(Blu-rayは理論上8層200GBまで
拡張できる仕様だったし、現に試作品も完成している)、明らかに近い将来で使い勝手に難が出るのは
見え見えだったことについても、録画フォーマットを圧縮率が高いもので対処するという、これまた
利用者側に制限を与えるだけの仕様でしかなかった(写真・ムービーの高解像度化によって保存データ量が
右肩上がりになるのは目に見えており、保存媒体として確実に中途半端になる)事を考えると、
こんな規格で意地を張り続け市場を混乱に陥れた事に対して怒りを禁じ得ません。

販売店に対しても、ヨドバシカメラはすてに撤去済み、エディオングループに至ってはBlu-rayレコーダーへの
交換保証を実施するなど迷惑をかけ続けている状態です。本当に情けない・・・