つまんねえ。

自分の歌を書いたノートをめくる。
いつものように歌うためだ。

表紙をめくる時、ふと思った。

「俺の歌、つまんねえ」
良く見せようとか、当たり障りのないようにとか、

そんな事を思って作った歌みたいだ。
こんなのＲＯＣＫじゃあない。

こりゃあ誰も乗らない、ヒートしない。

スピーカーだけじゃないかなあ、俺のやろうとしているのって。

それ考えると、歌うのないじゃないか。

・・・・・・・・・・・・・・・。

いいよ。ライブは、今は軟弱な歌でつなぐよ。

少しずつ、変えてゆく。

良かったよ気がついて。
こんなヘボ歌わかりたいと思う奴なんていない。
客来ないの当たり前だ。

いわし雲

空の上空には強い風が吹いているんだろうな。
だから、ビユーンと伸びた雲が浮かんでいるんだろう。

寒そうな空はとても高く感じて、冬が近いことを告げている。

嫌な冬が待ち構えている。

新宿はびゅーびゅーと唸りながら吹く、ビル風に押されながら、
歩く人が脳裏に浮かぶ。

なんて嫌な季節だ。

朝日と月

頭の真上に月がある。

青空に月が浮かんでいる。

白くて、雲と間違えるような、存在感のない
弱弱しさを感じた。

6時

日の出を見た。

お正月みたいな気持になった朝日だ。

朝から、お雑煮と熱燗でお酒が飲みたい。
たまにはそんな日があってもいいんじゃあないか？

俺が普段、酒を飲まないのは飲んだ後のだるさが嫌だ。
酔っているときに気持ちが大きくなって、ろくでもないこと
言ったりして、次の日に自分が嫌になるんだ。

まあ、飲んで良いことはないというのが俺の答えだ。
タバコも酒も何にも良いことないからやめているんだ。

でも、酒はおいしいし好きではある。