鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

小林木工さん

2019-04-11 07:03:47 | 大工道具
自分が商工会議所の木工部に所属した時、名簿に小林木工さんお名前がありました。

所属されていたのは社長だった、温故会の小林さんのお兄さんでした。

小林木工さんと言えば学校向けの鉋台をされてましたね。

今は息子さんの代で備え付けの家具等をされてるようです。


昨年の事ですが、小林さんが黒田之杯の追い入れ鑿をも持って来られました。








かなり古い物です。





3本あるまん中が袋鑿です。作成跡が伺えます。

次のもいい感じで面影があります。




次の画像の下の鑿には輪で止められてます。





上の方は玉鋼だそうです。

昔は貴重な鋼なので薄めで薄目でした。




鉄は今の主流派極軟鉄ですが、当時は不純物の多い釜地で強度を持たす厚目の丈夫なのが目立ちます。