先進諸国からなるOECD(経済協力開発機構)の発表した健康関連の統計によると、喫煙率はスウェーデンが一番低いとのことだ。
この統計は、各国が発表しているものをOECDが集計したものなので、国により最新の統計が取られた年がまちまちなのが欠点だが、喫煙率は年ごとに大きく上下することはないので、この表から、先進国の大まかな傾向が見て取れる。
これを見れば分かるように、スウェーデンは先進国間で喫煙率が一番低い。
スウェーデンの面白い特徴は、男性の喫煙率よりも女性の喫煙率が高いこと! 他の国はどこも男性のほうが喫煙率が高いか、もしくは同じだ。韓国のように男女間で40%ポイント以上も違う国だってある。なのに、スウェーデンは、男性が13.9%に対し、女性が18.0%と上回っているのだ。
これはおそらく「噛みタバコ」(スヌース)の普及のおかげだろう。スヌースとはタバコの草(葉?)自体を上唇と歯茎の間に挟んで、ニコチンを味わうというもの。喫煙の代わりにこのスヌースを愛用している男性の割合がかなり大きい。ティーバッグのように小袋に小分けされたものもあるし、自分で草を指先で固めるタイプもある。(このタイプのスヌースを使っている人は、指先が黒っぽく、しかも臭いのだ・・・)
スヌースはあまりお洒落でないと理由で、女性の間にはそこまで広まっていない。これが、男性の喫煙率が女性のそれより低い、大きな原因であろう。
ただ、最近はレストランやパブなど、屋内での喫煙が全面的に禁止されるようになっており、喫煙よりもスヌースを使う割合が女性の間でも今後増えていくものと思われる。
私みたいな嫌煙者にとっては、副流煙を吸わされることがないスヌースが喫煙を駆逐してくれることを望むばかり。タバコをする人間にとっても、スヌースであれば肺ガンのリスクは大きく減るであろう。ただ、健康被害はやはりニコチン摂取をする分あるらしい。例えば、唇の下にガンができたり、上唇と歯茎の間の穴が大きくなったり、などらしい。しかし、喫煙と違って、これはもっぱら本人の問題なので、私の知ったことではない・・・!
他の国の喫煙率を比較してみると、経済が発展し、教育水準が高い国ほど、健康に対する人々の意識が高まるのか、喫煙率が下がる傾向にあるように思う。
さて、日本はどうか? やはり、男性の喫煙率がかなり高い。「でも、最近はタバコを吸う女性も増えて困るよ」という声を聞いたことあるが、統計で見る限り、男性の喫煙率も女性の喫煙率も年々低下している。日本の喫煙率が国際的に見て高いのは、やはり男性の喫煙率が圧倒的に高いからなのだ。
OECD Health Data 2007
統計の抜粋
この統計は、各国が発表しているものをOECDが集計したものなので、国により最新の統計が取られた年がまちまちなのが欠点だが、喫煙率は年ごとに大きく上下することはないので、この表から、先進国の大まかな傾向が見て取れる。
これを見れば分かるように、スウェーデンは先進国間で喫煙率が一番低い。
スウェーデンの面白い特徴は、男性の喫煙率よりも女性の喫煙率が高いこと! 他の国はどこも男性のほうが喫煙率が高いか、もしくは同じだ。韓国のように男女間で40%ポイント以上も違う国だってある。なのに、スウェーデンは、男性が13.9%に対し、女性が18.0%と上回っているのだ。
これはおそらく「噛みタバコ」(スヌース)の普及のおかげだろう。スヌースとはタバコの草(葉?)自体を上唇と歯茎の間に挟んで、ニコチンを味わうというもの。喫煙の代わりにこのスヌースを愛用している男性の割合がかなり大きい。ティーバッグのように小袋に小分けされたものもあるし、自分で草を指先で固めるタイプもある。(このタイプのスヌースを使っている人は、指先が黒っぽく、しかも臭いのだ・・・)
スヌースはあまりお洒落でないと理由で、女性の間にはそこまで広まっていない。これが、男性の喫煙率が女性のそれより低い、大きな原因であろう。
ただ、最近はレストランやパブなど、屋内での喫煙が全面的に禁止されるようになっており、喫煙よりもスヌースを使う割合が女性の間でも今後増えていくものと思われる。
私みたいな嫌煙者にとっては、副流煙を吸わされることがないスヌースが喫煙を駆逐してくれることを望むばかり。タバコをする人間にとっても、スヌースであれば肺ガンのリスクは大きく減るであろう。ただ、健康被害はやはりニコチン摂取をする分あるらしい。例えば、唇の下にガンができたり、上唇と歯茎の間の穴が大きくなったり、などらしい。しかし、喫煙と違って、これはもっぱら本人の問題なので、私の知ったことではない・・・!
他の国の喫煙率を比較してみると、経済が発展し、教育水準が高い国ほど、健康に対する人々の意識が高まるのか、喫煙率が下がる傾向にあるように思う。
さて、日本はどうか? やはり、男性の喫煙率がかなり高い。「でも、最近はタバコを吸う女性も増えて困るよ」という声を聞いたことあるが、統計で見る限り、男性の喫煙率も女性の喫煙率も年々低下している。日本の喫煙率が国際的に見て高いのは、やはり男性の喫煙率が圧倒的に高いからなのだ。
OECD Health Data 2007
統計の抜粋
ニコチンを摂取するので、ニコチンによる健康被害を被るという点では、同じなのにね。
ただし、煙を介さないので、煙による肺がんなどの健康被害はない点が重要だと思います。
タバコ税は、ガソリン税と同様、一般税です。一般財源として、国庫に一括して納められ、他の一般税と区別なく使われます。
質問なんですがこの統計にスヌースが含まれていないのはなぜですか?
あとタバコ税がスウェーデンでも高いのですがその税はどのように使われているんですか?教えてください。
いきなりすいませんでした。
で、口に入れてみたところ、ニコチンのせいで辛くて変な味。何が「普通のガム」だよ、とビックリしました。でも、タバコに馴れている人には、なんともなくて、普通のガムと同じに感じるようですね。
でもいい傾向ですね、禁煙が進んでるということは。
私も流れにのってポポーンとやめたいです。
頑張ります。
もとネタがUpsala Nya Tidningだそうなので、そっちでも探してみます。そのうち、ネタとして使わせてもらいます。
http://www.metro.se/se/article/2007/07/04/07/1516-23/index.xml
いずれにせよ、周りに健康被害を及ぼさないだけいいのかもしれません。