キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

研究が新聞記事になるかも??

2009-04-18 01:54:46 | 研究者生活
この前の学会発表と引き続き、私の研究(博士論文)に興味を持ってくださった方からメールをいただいた。

これは先月末にキャンパスで行われた全学のリサーチイベントで発表した研究を、キャンパスの新聞で紹介したいから、内容を詳しく教えて欲しいという依頼。メールを下さった方は大学発行の新聞の副編集長。

記事になるかどうか今の時点では不明だが、早速ポスター発表の原稿と先月ジャーナルに投稿した原稿を合わせて送ることにする。

こういう元気付けられる出来事があってこそ、仕事もだんだん面白くなってくる予感。
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小さな科学者を育てるアメリカの小学校

2009-04-17 01:42:24 | アメリカ小学校事情
以前にもブログで紹介した娘の学校のサイエンスフェア。

自分でテーマを決め、展示に至るまで次のような計画表が渡される。生徒たちは、予定に従って、自分がどこまで進んだかを記録していくことになっている。

研究終了後は、ポスターボードを使って自分の研究を発表し、さらにクラスでも口頭発表。

まさに、研究者がたどるプロセスをミニチュア化したものだが、そこで生まれてくる発想や洞察は、研究者顔負けのモノもあるのかも。。。。

締め切り 内容
                 
3/3 質問と予測(クラスで作成)
3/4 材料のリスト(クラスで作成)
3/6 研究手順 (クラスで作成)
3/20 研究や実験。結果の記録。(家で作成)
3/23 結果と考察(クラスで作成)
3/25 展示(家で作成)

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友達に受け入れてもらえない自閉症の息子の悩み

2009-04-17 00:58:24 | 自閉症アメリカ教育事情
昨日、息子は学校から帰るなりに何か思いつめた表情で自分の部屋にこもる。理由を聞くと、何も言ってくれないが、いつもと違う態度なので気になる。

後で、オットが息子と話した内容によると、体育の時間、男女のペアでダンスをする時に、息子いわく女の子たちが息子とペアになるのを嫌がったらしい。

「ボクはフリーク(変態、変わり者)だからだよ」

結局、体育の先生がペアを決めたらしいが、息子の心は複雑で悲しかったに違いない。

成績が良くても、姿かたちがある程度整っていても、社会性なくては友達をつくるのが難しい。自閉症の子どもたちが抱える悲しい悩みをどうにかして少しでも軽くしてあげたいと心から願う。

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メールの整理はメンタル作業

2009-04-16 01:48:26 | 研究者生活

今朝は、3週間ほど放置しぱなしだったOutlookにあるInboxとSendメールをそれぞれのファイルに分類する。新しいプロジェクトや仕事を始めるたびに、それに関するメールも集まってくるので、定期的にファイルを新規作成するように心がけている。

それにしても、かなり脳をフル回転しなければできない作業。何を保存し、何を削除すべきかは、時間とともに変わってくる場合があるので、誰かにノウハウを教えてもらいたいところ。

仕事関係だけでなく、子どもたちの学校、クラブ活動、習い事関係のメールもどんどん入ってくる。特に息子の音楽の先生からは、コンサートの案内のメールが頻繁にくるので、どれに息子を連れて行こうかと(息子は参加してレポートを書くことで、成績に還元できる)、家族の予定と照らしあわせながら判断しなければならないので、かなりのメンタルストレス。

このようなメールの整理は、頭の中に引き出しがたくさんあって、効率よく情報を一つずつ収めるようなもので、うまく成功すれば気分もいいが、放っておくと後が大変!!

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中高年のSNS利用が急増

2009-04-15 07:51:31 | シンプルライフに惹かれて
昨日のCNNニュースに次のような記事が紹介。中高年のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)利用者が急増しているとか。

そういえば、うちの義理の母親ももうすぐ70近くであるがインターネットで、フェイスブックをこまめにチェックし、近況を知らせる毎日。彼女からどんどんメッセージが送られてくるので対応するのも大変だが、彼女のような熱狂的な利用者は数多くみかける。

このようなネットワーキングを利用し、家族や友人との絆が深まるというプラス面は否定できないがゆえも、インターネットの前に座って毎日どれだけの時間費やすのかと考えると、恐ろしい気もする。特に、ある一定の人たちは、一日に複数メッセージを送ってくる。そしてネットワークのリンクが広がってくると、数十人の人たちからのメッセージのやりとりで、情報力は莫大になる。そういうことで、私たちは当面フェイスブックはお休み中。

ブログに毎日記事を投稿している私が、こんなこという資格はないんだけど~

以下に、記事を紹介。http://www.cnn.co.jp/business/CNN200904140035.html



中高年のSNS利用が急増中、やり取りは家族中心 米国 (CNN)
 

インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用する中高年者が米国で急増している。スタンフォード大学のBJ・フォッグ教授によれば、中高年の利用者は息子や孫といった家族とのつながりのために、SNSを活用しているという。


利用者が多いSNSは、フェイスブックやマイスペース、Twitterなど。この中の、世界で2億人が利用するフェイスブックでも、中高年の利用者が増加しているという。


フェイスブックによると、特に急増しているのが55歳以上の層。現在、55歳以上の女性利用者は150万人で、6カ月前と比べると550%増加した。一方、同時期における25歳未満の若年層では、20%も増えていなかった。(以下、略)

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自給自足体験:エスカルゴ

2009-04-14 11:53:55 | アメリカ小学校事情
娘の学校では、しばらくカタツムリ(エスカルゴ)を皆で飼育し、あげくのはて、調理するらしい。

フランス人のシェフをゲストとして呼び、実演してもらうとか・・・。

娘はこの新しいクラスのペットのために、ミニキャロットを包丁でさらに小さく切って、袋に詰める。

カタツムリに愛着を覚えそうで、私には残酷に思えるんだけど。

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今週からWASL (standardized educational assessment)が始まる

2009-04-14 02:46:10 | アメリカ小学校事情
娘と息子の学校では、今週からThe Washington Assessment of Student Learning (WASL)が始まる。

この試験は、4つの科目 (reading, mathematics, science, and writing) を対象としたものであるが、学年により課される試験が多少異なる。しかし、Reading 、Mathは全学年共通となっている。ワシントン州の場合、3-10年生が対象。

子どもたちは、この日の試験までにかなりの練習問題をこなし、当日万全の準備で試験が受けられるように、校長先生からは次のようなお知らせが親宛に配られる。

1.毎晩よく寝ること
2.学校に遅れないこと(試験は午前中に行われる)
3.きちんと食事をとること(特に朝食)
4.全力を尽くすこと

この試験は今日から始まり、終了するのは4月22日。毎日行われるわけではなく、約2週間かけての長期戦。

試験の前には、子どもたちに栄養のあるスナック(ヨーグルト、チーズ、野菜スティック、フルーツ、クラッカーなど)が配られ、そのためのおやつの寄付を求めるメールが回ってくる。私は、来週の月曜日が担当。

このような共通試験に対する様々な論議が交わされているので、校長先生からの手紙には、このような補足が付け加えられている。

Please stress with your child the importance of these tests. While experts agree that a test alone is not a true measure of a student's performance, it is the method in which we are measured in the public's eye.

娘もかなり緊張気味で、昨日の晩から登校拒否。やはりこのような気の張った試験は、生徒にとってはかなりのストレスになるに違いないし、担任の先生や校長先生にとってもアカウンタビリティ(教育責任)につながるので、さらにプレッシャーがかかる。

試験の平均点数や、どれだけの生徒が合格基準に達しているかなどで、学校のレベル、地域の不動産価格までが影響されるアメリカの教育システム。

どの子どもたちも、全力を尽くせるように、願いたい。


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我が家でイースターパーティ

2009-04-13 13:05:51 | シンプルライフに惹かれて

今日はイースター

昨日のどしゃぶりの雨からうってかわって、復活祭の朝にふさわしいお天気。

お昼には、日本人の家族の人たち(夫婦とも、または伴侶のどちらかが日本人)、8家族をお招きして、我が家でイースターパーティ。

日本人の人たちとポットラックパーティをすると、おいしい食事が山のように集まるので、オットも大感激。

食事の後は、子どもたちを集めてイースターエッグハンティングや、イースタークッキーにフロースティングペンで飾りつけ。

小さい子の面倒をよく見るね~って褒められた娘は、一晩中ご機嫌ではしゃぎどうし。そろそろベビーシッターになれそうかな??

 

 

 

 

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イースターのペーパークラフト

2009-04-12 14:27:54 | シンプルライフに惹かれて
Martha Steward Livingのサイトからダウンロードした型紙を使って、ゆで卵をアニマルや鳥たちにアレンジ。

ハサミで線にそりながら紙を切るのは久しぶりなので、手が疲れるぅ~。

プラスチックの葉っぱの上に適当に並べながら、マザーグースの世界??

http://www.marthastewart.com/article/easter-animal-menagerie-centerpiece?autonomy_kw=easter%20clip%20art%20template
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明日はイースター

2009-04-12 14:23:52 | シンプルライフに惹かれて
明日はイースター(復活祭)。

我が家でもささやかなイースターのお祝い。

今年は、息子がイースターの木のオーナメントを飾ってくれる。
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ガーデニングの季節:その3

2009-04-11 02:32:42 | アメリカ小学校事情
最後に登場するのは、ガーデニングの記録をまとめる日記帳。娘用に購入。

どんな成長の記録になるのか、楽しい思い出作り。

庭でとれたハーブで作ったレシピも書いておこう。



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ガーデニングの季節:その2

2009-04-11 02:29:26 | シンプルライフに惹かれて
次に紹介するのは、鉢植えや地面に飾ったりして楽しめるStake。

風車式のもので、花や鳥が回転するものも頻繁にお店に登場。

たくさん並べても楽しい!

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ガーデニングの季節:その1

2009-04-11 02:27:09 | シンプルライフに惹かれて
春の気配とともに、無性に心が惹かれるのはガーデニング。

Targetの1ドルコーナーで、ハーブの種、3種類を見つける。

バジル、チャイブ、パセリのセット。

どれが一番早く芽を出すのかな?楽しみ~
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ペーパー採点に役立つフォトリーディング?

2009-04-10 04:57:20 | アメリカの大学で教える
今週と来週は、60人の学生に課した2つのペーパーを採点し、採点項目(Rubric) に、コメントを書き込むのがメインの仕事。ペーパー1つあたり、8ページ前後なので、かなりの枚数になる。

まだ勉強中ではあるフォトリーディングのテクニックを少し借りながら、できるだけ効率よく確実に採点する方法を模索中。

そこで試しているのは

1.最初から1語ずつ読むのではなく、まず画面をスクロールしながら全体にさっと目を通す。ペーパーの構成の仕方、フォーマット、引用をどれだけどのように取り入れているかなどで、どのレベルのペーパーなのか大体予測できる。

2.キーワードを探す。課題で鍵となるような言葉が使われているところを中心に丁寧に文章を読む。そのキーワードがどれだけ理解されているかで、学生の授業内容の理解度の高さが伺われる。

3.文法の間違いや誤字脱字は、コンピュータースペルチェックのおかげでわかりやすい。

英語の文章なので、こちらの方にもミスがないようにとかなり気も使うが、慣れてくることで以前よりも時間がやや短縮。効率化重視しすぎで、大切なものを見落とししなければいいんだけど~
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養子縁組の国アメリカ

2009-04-10 04:18:09 | アメリカの大学で教える
アメリカと日本の違いを大きくあげるとすると、養子縁組の割合の違いであろう。

基本的には、養子縁組には大変お金がかかる。しかも、国や人種を超え、1人だけでなく、数人子どもを養子に引き取る家族も多い。

自分に子どもが授からないからという個人的理由だけでなく、恵まれない子どもたちにできるだけ幸せな人生を歩んでほしいという使命感から子どもを引き取る夫婦が多い。夫婦単位だけでなく、シングルでも子どもを引き取る人もいるから、かなりの決意である。

私の娘のプレスクールの担任だった先生は、30台のシングル女性であるが、双子の生まれたばかりの男の子を引き取り、睡眠不足と戦いながら出勤の毎日。そのままシングル生活を続ければ、かなり自由気ままな生活を楽しめたと想像するが、彼女をそういう思いに駆り立てたのは何なのだろうか。

昨日も、私のオンラインの学生が、レポート提出が遅れた理由として、今子どもを養子縁組に引き取るかどうか迷っているからだと話す。家庭内保育所を経営している彼女の担当の子どもの親が先週亡くなったらしい。祖父母には養育能力がないらしく、身内が誰もいない(シングル親だったに違いない)その子どもを、養子縁組のエージェンシに預けるか、自分たち(彼女は結婚しており、すでに小学生の娘がいる)が引き取るか、重荷に感じながら悩んでいるとのこと。

犬やネコをシェルターから引き取るだけでも、家庭内でかなりのコンセンサスが必要。今の場合、思いもかけない状況が降りかかってきたので、タイムリミットの中でベストな回答を出そうとすると、かなりのストレスに違いないと察する。

できるだけこちらも融通を利かせるので、ぜひ引き続き連絡してほしいとメールしたが、どのように決断するのだろうか。

彼女のような人が存在することを知り、たとえ経済危機であろうともアメリカの将来は明るいと感じる。


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