キキ便り

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2、3年で大学卒業可能なアメリカの教育システム

2011-02-21 22:04:36 | アメリカ中学校事情

引越しした新しい学校で、息子は、主要4教科(英語、数学、理科、社会)は、Pre AP クラスを取らせることにした。

これは、普通のクラスよりもさらにレベルの高いクラスで、高校に入ってからどんどん大学の単位に換算できるようなAP クラスを取得していくための準備クラスらしい。

それぞれの宿題も多く、引越ししたばかりの慣れない最初の数週間は、夜の10時ごろまで宿題に追われ、朝の6時に目覚ましをかけ、小テストの準備をするという具合だった。

全ての教科をPreAPクラスに決めたのは

  • 以前のワシントン州の学区が大学町ということで相対的なレベルが高かったこと。特に数学はほとんど全員が1学年上のレベルのクラスを受講。 
  • その学区で、息子は自閉症にもめげず、ストレートAを取り続け、息子もそれが励みになっている。
  • Pre APクラスは、A=5, B=4、C=3, D=2, F=0と換算するらしく、これだとGPAが4.0以上になるため、Bをとっても4になるのが嬉しい。

こういう風にPreAPをとり、高校でAPクラスをとるようになると、それらは大学の単位に換算されるらしい(いろいろと細やかな制約があるらしいが)。知人の息子さんは高校卒業後、シカゴ大学の3年生に編入。どんどん値上がりするアメリカの大学の授業料を考えると、親はどんなに助かるかと思う。

確かに、息子のPreAPクラスの課題レポートを見ても、かなりハイレベルの思考や問題解決能力を求めるものが多い。私の学生たち(いやその前に私自身)でも答えるのに、四苦八苦しそうだ。そう考えると、中高校の復習のような大学の授業を受けるのは、ある意味では時間の無駄で、早く専門課程に入り勉強できるのは合理的なシステムだと思う。

コメント
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