キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

メガネ姿も格好いいと思うんだけど

2007-12-05 12:30:21 | アメリカ便り
 とうとう、娘はめがね少女の仲間入りです。

 いやだよお~と抵抗しながらも、めがね屋さんで、ファンキーでトンでもないデザインのめがねを選んでいる様子をみて、少し安心しました。ひょうきんな性格は得ですよね。おどろいたのは、色やデザインの違うフレームを10ケ選ばせてくれて、それをしばらく家に持ってかえって、じっくり決めてもいいそうです。家や学校でかけてみたりしながら、納得いくまで検討できるなんて嬉しいサービスです。

 その様子を傍らでみていた息子は、ボクは絶対コンタクトにする、と言い張っていました。息子の視力も少し悪そうなので、一応アポをとりました。自閉症+日本人とのハーフ+めがね少年となると、彼の許容範囲をはるかに超えてしまって、爆発しそう~。めがね姿も知的でなかなか素敵だと思うのですが。いかがなものでしょう...

 私の視力も悪いので、遺伝なんでしょうか。コドモたち、ごめんなさい!
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アメリカ人になりたい息子

2007-12-05 07:22:32 | 自閉症アメリカ教育事情
 今朝、11歳の息子は鏡を見ながら、髪の毛を金髪に、せめて茶色に染めたい、と言い出しました。正真正銘のアメリカ人になりたいそうです。

 そして、ママが日本人じゃなくて、アメリカ人だったらなあ、と愚痴をこぼし始めました。これは、今までにもあったことです。自閉症を持っているだけでも、人と違うのに、日本人のアイデンティティまで抱え込めないということらしいのです。

 それを聞いてた9歳の娘は、「私は半分日本人でよかったと思っているよ~。友達だって私から日本語習いたいっていってる」とほっとする言葉をいってくれました。母親の気持ちを少し軽くしようという娘なりの思いやりです。

 学校で、アメリカ至上主義を教えられているとは思いませんが、大多数の子どもが白人系の学校では、子どもたちや先生の意識も偏ってくるのでしょう。アジア系の子どもたちは、いくら勉学に優れているといっても、見た目に小柄だったり、英語が第二ヶ国語だったりすると、どうしてもDifference (違い)ではなくDeficit(欠陥)という視点で見られてしまうのかもしれません。子どもはそういう感覚に敏感です。

 アメリカ人のオットと結婚している私は、これまで2度ほどアメリカで「おめでとう」と言われたことがありました。最初は、移民権を取ろうと苦労しているベトナム人のご夫婦。伴侶ということでほぼ自動的に移民権をもらえた私がうらやましかったのでしょう。それからオットの従兄弟からも、アメリカ人と結婚できてラッキーだったねと言われました。これは、アメリカNo 1のニュアンスが漂うコメントです。こういう人ばかりだと私も落ち込むのですが、今のところ少数派です。

 息子が今すぐ、日本人のアイデンティティを受け入れるようになれるとは思いませんが、成長とともにBiracial childとして生まれたことのプラス面を発見していって欲しいです。
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