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キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

今週のTo Do List

2012-01-09 06:37:35 | アメリカの大学で教える

 

今日から春学期の開始。

結局、年末年始と仕事が続き、病気も重なって冬休みがまったくとれなかったのが残念だが、2月になって仕事が落ち着いた頃に、3日ほど休暇をとろうと自分で決める。

今週は、大学の学期初めと子どもたちの期末試験も重なり、慌しい1週間。週末は、息子と娘の勉強につきあい、へとへとになってしまったが、日本ように塾があればどんなに親は助かるかと思う。生物学の遺伝子などの分野は、知らない単語ばかりで、外国語を勉強するようなもの。

今週の仕事面でのTo Do Listは

  • 修正した論文をジャーナルに投稿
  • 学生とのメールのやりとり、採点
  • 中間試験づくり
  • 自己評価(1年間の教育・研究面での成果や反省をこと細かく記入し、今年の目的を記入。学部長に提出するオンラインの書類)こと
  • 夏のクラスについての電話カンファレンス(夏の授業を実験的に半分の期間に短縮することについてのやりとり)

プライベートのTo Do Listは

  • ジムに週に2度通う
  • ヘルシーなマフィン、スープをつくる
  • 犬の散歩の時にThe Girl with the Dragon Tatooのオーディオテープを聴く
  • 日本の親戚の人に手紙を書く
  • You need a budgetの tutorialを読む
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最も優れたオンラインプログラムを持つ大学のベスト5に選ばれる

2011-12-24 18:18:37 | アメリカの大学で教える

 

学科長より、先日届いたニュース。

私が仕事をさせていただいている大学が、全米の中でもっとも質の高いオンライン教育のナンバー4に選ばれる。

オンライン教育に携わっている一教員として、オンラインプログラムの質や評判が高い大学として評価してもらえるのは嬉しい。

http://www.superscholar.org/best-online-colleges/

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話はかわり、今日はクリスマスイブ。

イブに作った夕食はなんと餃子。

家族みな餃子が大好きなので、みんなに喜んでもらえる食事ということで、餃子を大量に生産。

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雨模様でテキサスといえども肌寒い。

暖かいお風呂につかりながら、暖かい紅茶を飲みつつ、のんびり本でも読むのが幸せな過ごし方。

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冬休みといっても仕事

2011-12-21 18:36:52 | アメリカの大学で教える

 

今学期の成績も提出し、一段落といいたいところだが、締め切りのある修正論文が2本。

それから春学期に向けて、デザインしていたコースの仕上げ。コースをデザインし、目的、内容や教授方法をレクチャー、課題、テストまでに渡って作成する人をcourse developerというが、学科長に頼まれこの役を引き受けてから、100時間あまりの仕事量。しかもあと20時間はかかりそう。

日本の短大、大学で教えていた時にはこんなに丁寧に授業を計画準備したことはなかったので、アメリカの大学の要求水準がつくづく高いと実感。

Pearson という出版社のMySocLabというオンライン教材を使うことにしたが、テキストの新版が11月終わりに出版されたのと同時にこのオンラインラボの出版は、12月の終わり。まだ教材がしっかり販売されていない中でのコースのデザインは綱渡りのようにストレスで胃が痛くなる思い。

このオンラインラボは、なかなか面白く、学生たちのためのクイズ(しかもpretest, posttest)、ビデオの動画、資料、地図や図表の作成、フラッシュカード、パワポによるレクチャー、テストバンクなどが含まれるので、私が授業しなくてもいいのではと錯覚してしまうくらい。

 

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旅立ちのあいさつ

2011-11-07 18:25:22 | アメリカの大学で教える

 

数週間前、長年お世話になったS先生が亡くなられたとの悲報が入る。

今年の5月の国際シンポジウムでの私の話を、癌の症状が悪化する中、わざわざ応援のため聞きにいらしてくださったのが、先生とのお別れになってしまうとは、予想もつかなかった。

S先生ご夫妻に出会ったのは、27年前。まず奥様の方が、私の大学へ集中講座にいらしてくださったのがそもそものきっかけ。その後、学会でご主人にもお目にかかり、それ以来どれだけお世話になったか書ききれない。

亡くなられたご主人の方は、国立大の名誉教授、勳三等瑞宝章、様々な研究所、学会、会の設立者、理事などを兼務してこられた大活躍の先生だったが、いつも大変腰の低い先生で、私の未熟な話を面白そうに熱心に聴いてくださり、的確なアドバイスを下さったのは本当に嬉しかった。

私が結婚し、出産してからは、子どもも含めて家族ぐるみで食事やお茶に招待していただき、場所が分からない時には駅まで迎えに来てくださったり、タクシー乗り場まで送ってくださるなど、こんなによくしていただいて良いのだろうかと思うのと同時に、そういう先生のお人柄にいつも甘えてしまったように思う。

自閉症の息子のことを心配し、遊びを考えて紹介してくださったり、アメリカ人の夫にも物怖じせずに話しかけてくださったことも忘れられない。

奥様の先生より、数日前手紙をいただく。私が送ったお悔やみのカードへの返事の手紙と告別式のプログラムを同封してくださった。このプログラムには、死期が近づく前に、先生が息子さんと一緒にお世話になった方々へ残そうと創作した手紙が紹介されていた。ご本人が刻んでこられた歴史と功績、お人柄が感じられる「ごあいさつ」の手紙で、私の感謝の言葉を先生に十分にお伝えすることができなかったことが悔やまれてならない。終わりの部分を紹介させていただくと

「育ててくれたり、教えてくださったり、お世話になった方に、お礼も十分に申し上げることができず申し訳ありませんが、皆さんに感謝しています。充実した人生を送ることができ、何も思い残すことはありません。ただ、満足してお先に失礼させて頂きます。みなさんも幸せに暮らしてください。有難うございました。」

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ドメスティックバイオレンスで悩む学生たち

2011-10-12 11:47:54 | アメリカの大学で教える

 

今学期になり、ドメスティックバイオレンスを理由に連絡してきた学生は二人目。

夫やボーイフレンドから暴力を受け、どうにか安全な場所に引っ越すことができたが、その身体的、精神的な傷を抱えながら学業を続ける学生たち。

彼女たちの金銭的な状況を考えると、学校をやめて少し休んだらというわけにもいかないし、判断に苦労する。

昨日連絡してきた学生は、あごに大きな怪我をし、しゃべることもできないらしい。泣きながらレポートを書いて仕上げたが、落第するのではないかと心配する。強い痛み止めを飲むと、胃に堪えるが、飲まないとしゃべるのも辛い、ということらしい。

私はアドバイザーやカウンセラーでもないので、かかわり方の程度が難しい。

それにしても、様々な問題を抱えながらも大学を卒業することだけを夢見て、諦めないアメリカの学生に感心する。

〔下記の写真は、内容と全く関係ないが、えさを仲良く食べるネコたち。。)

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多忙生活が続く。。。

2011-09-22 14:06:06 | アメリカの大学で教える

 

新学期が始まり1ヶ月。

前にも書いたが、今学期は家族みなが忙しい。

 1.借りている家のShowingは、ピークが過ぎ、家を毎日そうじ、片付けすることをやめることにした。先週の土曜日に、新しい家の契約が済み、いつでも引越しできる状態だが、当分はその家のフロアリングを変えたり、フェンスやネコドアをとりつけたり、外のデッキのペンキ塗りなどの補修作業をすることに決める。

2.オンラインのクラスは、今学期やたらと質問が多い。ちゃんとスケジュールがあるのに、Eメールで説明しているのに、それらに目を通さずに質問してくる学生が多い。オンラインでクラスをとっている学生は、フルタイムの仕事+講座を4,5コマ受講+家族の世話という過密なスケジュールをやりくりしている場合が多いので、細かいところまで目を通している暇がないというワケなのだろうが、対応する側は時間がとられる。さらに1,2点のことでもアメリカの学生は抗議してくるので、それに備え、採点を不備なくこなしていくのは神経をつかう。このような学生への対応処置として、以下のような文章をシラバスに入れ、事前に対応している同僚がいる。お見事といいたい。「私の採点について、学生と1,2点を議論しあうのは大嫌いだ」と書くのは、勇気がいる。学生による学期末の評価など、気にしていては仕事は前に進まないのだろう。現にこの同僚は、州政府の大きなグラントをもらったり、トップジャーナルに論文が掲載されたりしているので、学生に妥協しない態度が教員の研究成果にもつながっているように思う。

I often see students get very worked up over a few points on quizzes, activities, exams, etc. For example, a student might be concerned about the difference between an “A” and a “B” on an in-class activity, even when the difference is one or two points, at best. It is easy to lose sight of the “big picture” – the fact that there are many points to be earned over the course of the semester (470 in this course) and that a few points here and there will not result in a different final grade. Although I recognize and appreciate students’ concerns about grades, I strongly dislike arguing with students over a few points on any given assignment. Keep in mind that there is no perfect exam question or paper assignment; and students will inevitably dislike the way I evaluate from time to time. There is also an inherent subjectivity in every evaluation of student performance; however, as the professor, I am entitled and qualified to make these decisions. Nonetheless, if you have a significant and legitimate question about a grade, please do not hesitate to come speak with me about it.

3.この夏から高校に入った息子、中学に入った娘、宿題やテスト勉強に追われる毎日。娘の方はまだいいが、息子は、放課後のマーチングバンドの練習、その後宿題のプロジェクト、テスト準備などで、毎晩戦争のような忙しさ。ところが本人は、油断するとついネットサーフィンで時間をつぶし、10時ごろになってパニックになり、その対応がまた大変なので、ちゃんと宿題をしているか監視する状態。息子の睡眠、栄養、時間管理と、親の役目はまだまだ続く。

4.オットが来週GREを受験。今月あたりからテストの様式が変わったらしく、全く模擬試験などを受けずに初挑戦なので大丈夫かなと思う。先週は大学院の志願エッセイ書き。いつもは私がオットにペーパーを添削してもらう立場だが、今回は私が添削係。5回くらい書き直して、昨日志願学部に送付。うまくいけば、1月からオットは博士課程の学生。:-) 

〔写真は気分転換に購入したKenarのサマーニットジャケット。ヒューストンのような気候では、年中重宝しそう。Marshallsで25ドル!)

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3連休の我が家

2011-09-05 20:24:41 | アメリカの大学で教える

 

アメリカは3連休。

久しぶりに家のShowingは忘れて、子どもたちと3人でのんびり過ごす。新学期が空けたばかりで緊張がとれない子どもたちにとっては、こういう3連休はありがたい。

ずっと気になっていたDVD『ジェーン・エア』をBlockbusterで借り、冷凍パイ生地とイチゴを買ってカスタードと生クリームを入れたデザートを作り、シェークスピアと長い散歩に出かける。日曜日の午後には子どもたちとモールのお店を幾つかまわり、帰りにはLa Madeleineでそれぞれが好きなスィートを注文。

休暇とはいえ、頭を抱えることがちらほら・・

まずは台所のアリ出現。スプレー何度もしても、どこからともなく次の群れのアリがやってくる。引き出しの中、戸棚の食べ物の中もアリだらけ。気分が滅入ってしまったが、数日のスプレーの効果があって、やっと姿を消してくれる。

次はオンラインのクラス。これまで何度も教えてきた一つのクラスが、なぜか今学期は学生からの文句が多い。課題の説明が分かりにくいとか、スケジュールがややこしいとか、他の学期の学生たちがそつなくこなしてきたのに、なぜだろうかと首をかしげる。オンラインのクラスの場合、そういうクレームや質問を、オンライン掲示板で書いてくるので、一人の学生のネガティブな態度が他の学生に波及していくのが悩みの種。

最後は、いつも宿題をぎりぎりまでやらないうちの子どもたち。宿題を早めに終えて、後は自由時間で何でも好きな風に過ごしていいよ、と言っているが、いつのまにかインターネットでYoutubeやニュース、アニメを見てばかり。中高の宿題は殆どコンピューターを使うので、管理が難しい。ほっておいてもいいのかもしれないが、学校側としても親のバックアップを期待しているらしい。子どもの成績は常にオンラインで閲覧できるようになっているし、どの課題で何点とったのか、小テスト、宿題まで事細かに閲覧できる。また各教員のホームページからシラバス、パワーポイント、資料まで公開されているので、子どもが宿題をちゃんとやっているかどうかがわかるシステム。また娘の場合は、毎日アジェンダに宿題を書いてくるので、親がそれに目を通すように教師も期待しているらしい。まさしく学校と家庭の二人三脚。

まあ大変なことも多いが、連休明けの明日からは気分を切り替えていこう。

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秋学期2週目

2011-09-04 11:15:42 | アメリカの大学で教える

 

今回、ティーチングアシスタントとして働いてくれているのは、院生ではなく大学4年生。今までアシスタントや採点のアルバイトに雇った人は、修士号を持っているあるいは修士課程で勉強中の学生ばかりだったので、4年生で大丈夫だろうかと心配したが〔私の講座を受講しているのは、大学3.4年生)、優秀な学生らしく、迅速な仕事ぶり。

彼女は、The McNair Scholars Program のフェローで、このプログラムは家族の中で初めての大学入学者で経済的に恵まれない環境にいる学生、あるいはマイノリティの学生に対して、将来博士課程まで進めるように研究や教育の機会を与えるもの。もちろん成績優秀であることが第一条件。

この学生は、ヒスパニックで親はメキシコからの移民。去年からMcNair関係のセミナーに参加したり、大学教授指導のもとで研究プロジェクトに従事したり、大学院見学まで全て費用を賄ってもらえるらしい。成績が良いだけでなく、人あたりもいい明るく真面目な学生なので、将来が楽しみ。

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先週はアップダウンの激しい週だった。

落ち込んだことからスタートすると、2年前にある障害児関係のジャーナルに息子のことについて書いた研究論文を投稿したが、実践に役立つようなことがあまり書かれていない、このジャーナルの形式や目的にそぐわないということで、編集長より査読には出せないという返事がくる。その論文をどうにか修正し、編集長にメールを出すと、驚いたことに2時間後に返事が返ってくる。「前の論文よりは良くなったけど、これはどちらかというとケーススタディーだから、もっと他の子どもの事例を含めてもらわないと、これ以上先は考慮できない」という返事。息子以外の実践は行ったことはないので、壁にぶちあたったような気持ち。親の立場から論文を出すのは難しいのだろうか。

少し嬉しかったのは、あるジャーナルから「修正して12月までに送ってほしい」との返事。「不採択」ばかりもらってきた私にとっては、「修正」というのは明るいニュース。どうにか編集長と差読者の意図に沿うように修正し、いつかこの論文が日の目を見るようにと強く思う。アドバイザーからは、何度不採択をもらってもあきらめない態度を褒めてもらってきたが、アドバイザーの時間が無駄にならないように、がんばろう。

 

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家を売りに出しながら、子育て・仕事

2011-08-31 10:43:17 | アメリカの大学で教える

 

新学期が始まり、2週間目の半ば。何かと忙しい。

今回担当している学生たちは何かと質問が多く、メールの対応で時間がとられる。じっくり考えないと応えられないメールでの質問には、返事を書くだけでも30分くらいかかる。自己紹介の文章を読むと、今回受け持つ学生には移民が目立つ。5-10年前に家族で米国に移住してきたという学生。今後そういう傾向がますます強くなるのだろうか。

息子は朝5時半に起き、6時20分に家を出てスクールバスで学校に通う。放課後は殆ど毎日マーチングバンドの練習。先週は校庭の温度が114度まで上がったらしく、病院に運ばれた生徒がいたらしい。親から苦情が出ないのが不思議。

息子の練習が終わった後、車で迎えに行き(公共交通機関がない)、家で簡単な夕食を済ませた後は、宿題オンパレード。部活と学業の両立の大変さを息子を見ていて実感。

いつ電話がかかってくるか分からないShowingに対応するため、当面は夕食は殆ど作らないことにする。市販の冷凍商品や出来合いの1品料理を温めるだけ。なるべく匂いの出ない、後片付けのラクなものばかり。

早く家が売れて、落ち着いた生活に戻りたい。

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超忙しくなりそうなこの秋

2011-08-17 16:18:33 | アメリカの大学で教える

あんまり考えるとストレスになりそうだから、考えないようにしていたけど、来週月曜日から子どもも私も新学期開始。

授業は月曜日からだと思っていたら、一昨日大学からメールが来て、オンラインの学生たちの開始を今年から3日早めたとか。正式な授業は月曜日からだが、金曜日からはコーススペースにアクセス可能となるらしく、いろいろ質問などのメールが舞い込んできそうな予感。

今学期は、2コース担当でそれぞれ定員60名。昨日、学科長に頼んで採点のアシスタントをつけてもらうようお願いし、許可をもらったので、現在アシスタント探し。

授業と並行し、論文書きの仕事が私の優先順位のランクの2番目。英語の論文と並行して、日本のある機関から月に1度または2ヶ月に1度の割合で原稿の執筆依頼を受けたので、これも大きな仕事。 

オットは、秋学期3カ国へ仕事で出張。合計して4週間不在。並行して、春学期から入学を希望している博士課程への志願資料として、GREの試験を受ける予定。相変わらず分数や少数の練習問題でつまずいている段階なので、本当に大丈夫なのかな??語彙の豊富さと読解力は申し分ないんだけど、数学がネック。

娘と息子はそれぞれ新しい中学と高校生活の始まり。二人ともバンドをやることにし、朝や放課後に練習。学業関係では、主要4科目Pre Advanced Placement (PreAP)に登録したので、宿題はかなりの量。このPreAPクラスは、Advanced Placement の一歩手前の上級クラス。このまま順調に進めば、高校の3,4年でAdvanced Placement のクラスを受講し、これらのクラスは試験を受けて合格することで大学の単位として認定されるらしい。息子は去年もPreAPのクラスを全部受講し、順調に進んだので大丈夫だと思うが、本人は不安そう・・・。娘はGifted and talentedのクラスに在籍していたので、その続き。

さらに今学期のメインイベントは、引越し!!今のところ予定は10月。

同時に、今借りている家が売りに出されることになったので、これから引越しまで電話がかかるたびに、家を顧客と不動産に見せなければならないことになる。今までのShowingの経験では、家中キレイに掃除し、整理整頓と片付けをするだけで、だいたい2時間はかかる。ペットが3匹いるので、幾つかの部屋にルーム香水を備え付け、新品のタオルをバスルームに飾り、ベットメーキングをし、洗濯物はガレージに集め、シンク周りはぴかぴか。おまけに、匂いのきつくない料理を作るように心がけ〔余裕のある人はクッキーやパンなどを焼き、いい匂いをさせる)、家具を調えて部屋を広く見せる。これは、時間がかかる。でも家が早く売れてくれないと、新しく購入した家に引越しできない契約なのでプレッシャーがかかっております。

忙しくなりそうだけど、どんなアドベンチャーが待っているかと期待もしております。

 

〔写真は、今度引越しする家。木がたくさんあるのがこの町の特徴です)

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米エネルギー省の国立研究所で、日本支援の仕事を行うエンジニア募集

2011-07-29 18:46:10 | アメリカの大学で教える

ブログを読んでくださる読者の方で、次のような人材に心あたりがあれば情報を転送していただけたらとのお願いです。

私が勤務しているワシントン州立大の学生からの依頼です。彼女は、米エネルギー省(DOE)傘下のマルチプログラ ム国立研究所の1つであるPacific Northwest National LaboratoryPNNL:パシフィック・ノース ウェスト国立研究所)の人事を担当しているのですが、このPNNLラボでは、日米を往復しながら仕事をしてくれるエンジニアを探しているようです。内容としては、福島原発の復興にかかわる仕事のようです。この研究所のウェブサイトhttp://www.pnl.gov/ に研究所の概要が紹介されているのでご覧ください。おそらく、日本語と英語の両方ができるそのような専門の方の応募が集まらないのだと思います。

私は専門外なので、質問に答えることはできませんが、興味のある方はぜひウェブサイトをごらんになってください。希望者は直接ウェブサイトより応募して欲しいそうです。 

Job ID:  300827  Principal Project Manager Japan Nuclear Response (https://erecruit.pnnl.gov/psp/hrext/EMPLOYEE/HRMS/c/HRS_HRAM.HRS_CE.GBL)


Job ID: 301007 Senior Environmental Assessment Engineer/Scientist (https://erecruit.pnnl.gov/psp/hrext/EMPLOYEE/HRMS/c/HRS_HRAM.HRS_CE.GBL)

 

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独立記念日によせて

2011-07-03 15:07:00 | アメリカの大学で教える
今週末は、独立記念日の行事が米国各地で開かれている。

教会の礼拝でも、米軍の退役軍人や現役軍人たちに起立してもらい、皆で拍手を送る。

その時に思い出したのが、2年前担当した「家族ストレス」の講座。

学生たちにこれまで経験したストレスを事例を挙げて出してもらったところ、一番頻度が多かったのが離婚、失業、家族が軍隊に勤務、の3つだった。

特にオンラインの社会人学生たちは、貧困家庭出身者が多いので、生活水準を向上するため、将来大学に通うために志願する例が多い。むしろそういう人たちをターゲットに徴兵活動が行われているようだ。

この授業で学生たちに視聴させたのは、イラク戦争の軍人たちが経験したPTSDの実態をルポしたビデオ「The Soldier's Heart」。正直いって、とてもショックだった。
http://www.pbs.org/wgbh/pages/frontline/shows/heart/view/#rest

大学では、このような軍人家族のためにいろいろな支援プログラムを開発している。たとえば、このように軍役に就くお父さんやお母さんの写真を入れたお人形さんを作り、子どもたちにプレゼントするという方法が最近大学の新聞記事で紹介される。

また以前所属していた大学では、軍役家族のためのケアセット、Hero Packをプレゼントしている。
 
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今日から夏学期

2011-05-09 20:43:03 | アメリカの大学で教える

今日から大学は夏学期。

先週は、春学期の期末試験だったので、教員にとっては全く休みなし。しかも春学期の成績締め切りが明日。

最終成績を出すギリギリの段階になって、連絡してくる学生が一番の悩みのタネ。

たとえばこの学生C。

学期中、最初の1ヶ月だけ課題を提出し、しばらく音沙汰なし。2月の中旬になって、家庭の複雑な事情のため提出物が遅れるという連絡があり、それきり全く連絡なし。

最終成績を入力する段階になって、急にメールでIncompleteにして欲しいとのリクエスト。Incomplete とは特別な事情(身近な家族の死亡、手術や入院など)で、その学期中に科目の必要条件を満たせなかった学生に、一時的に与えられる成績で、その後1年以内に必要な課題をこなすことで、成績が与えられるというしくみ。

教員にとっては、このIncompleteはかなりのお荷物。というのは、個人的に連絡をとりながら、最後には成績が出せるように1年かけて指導しなければならないので、意外と時間をとられてしまう。

学生の中には、学期中課題をこなせないにも関わらず、不可になりたくないがゆえに、Incompleteをリクエストしてくる学生がたまにいるが、経験上よほどの理由ではない限り認めないことにしている。私の授業では、原則として75%の課題を終えていることがIncompleteの必要条件。

Cに、シラバスのIncompleteのポリシーの箇所をコピー&ペーストし、認めることはできないと伝えると、他の先生たちは皆Incompleteにしてくれたと抗議してきたが、しぶしぶ受け入れることにしたらしい。「不可になると、成績の平均点(GPA)が下がり、奨学金がもらえなくなる」とも文句を書いていたが、それならなぜもっと早く連絡してこなかったのだろうか。

幸いなことに、こういう学生は全体の5-10%くらいで、殆どの学生は常識をわきまえているので大助かり。

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超多忙になりそうな1ヶ月

2011-04-14 20:13:59 | アメリカの大学で教える

春学期も残るところ3週間。

1ヶ月後に2週間ほど、学会で日本に行くことになった。震災や放射能の影響で国際会議はどんどんキャンセルされているそうだが、この学会は先週末の理事会で予定どおりに開催することに決めたらしい。副会長さんの話によると、被災された人たちの参加にはいろいろな措置をとり、便宜を図るそうだが、開催まで1ヶ月、大会事務局の人たちはどんなに忙しいことだろう。

日本の学会に参加・発表するのも10数年ぶり。しかも、国際シンポジュウムの登壇者として発表することになったので、責任の重さが身にしみる。一緒に発表する人たちの名前を拝見してびびってしまったが、恥をかいてもアメリカ在住ということで将来顔をあわす機会も少ないのでその分気も楽だ。

日本語のパワーポイント・スライド作成も苦労したが、大勢の前でしゃべるのももっと大変そうだ。英語もなかなか上達しないが、そうかといって日本語で堪能に話ができるわけでもなく、思っているニュアンスを伝えるための言葉を捜すのに時間がかかることがある。やっぱり話す内容を大まかに原稿にしておこう。もう一つの参加は、論文の口頭発表だが、これもパワーポイント。便利な世の中になったと思うが、学会中停電になったりしたらどうなるのだろう。

そういう中で、今日もう一つ仕事を頼まれた。家庭の事情で精神的にかなり落ち込んでオンラインでの授業を続けられない教員の替わりに、ペーパーなどの採点を手伝って欲しいという学科長からの依頼。実は1ヶ月前に打診があったが、その時は彼女は手助けなくても自分でやれるといいはったらしいが、案の定、この学期終わりになって3分の2のペーパーが未採点。えらく課題が多いクラスで、20種類ものペーパーを採点しなければならないらしいが、今日になってやっとヘルプと学科長に連絡があったらしい。

採点のアルバイト、ということだが、未だにワシントン州の家も売れないので、少しでも収入があれば家計が助かる。今週から息子がサックスホーンの個人レッスンを始め、また楽器の修理、演奏旅行、なんてお金がいるのだろう。ということで、残りの3週間、自分のクラスだけでなく彼女のクラスを手伝うことにする。

論文関係の仕事は後回しになってしまいそうだが、もう少し効率的に時間が使えないかと考える。

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私ができる支援で考えたこと

2011-04-02 19:58:14 | アメリカの大学で教える

大震災で被害を受けた人たちのために、募金以外で何ができるだろうかと考え、2つのことを実行する。

1つめは、何人かの人から紹介を受けたCrash Japanというクリスチャンの日本への支援のボランティアに登録する。プロではないが、通訳・翻訳ができるということで申し込んだが、まだ連絡がこない。今のところその手の働き手は足りているのかもしれない。

2つめは、大学院時代の恩師の一人で、米国で一番大きな幼児教育の機関NAEYCの元会長に連絡をとり、カトリーナの災害の時に団体としてどのような支援を行ったのかということを尋ねてみる。早速、米国で子どもの擁護や権利のために研究や広報を積極的に行っているChildren's Defend Fundのディレクターを紹介してくださった。彼女は、ある大学の名誉教授という肩書きだが、カトリーナの災害で被害を受けた子どもたちへのプロジェクトとして、数百万ドル資金を調達して行ったChild Care Restoration in Missisippi's Katrina Regionの総責任者であることを後から知る。全く面識がなかったものの、恩師の紹介でいろいろ話を伺うことができた。話のところどころ、自分たちの被害は日本に比べてはるかに小さいけれども、それでもこういう苦労があったという風に、相手を気遣いながら話してくださる。現地の人たちと汗水流しながら、復興の働きの指揮をし、その後、体験をもとに本を2冊出版している。

会話の最初の方で「旅費さえどこかで調達してもらえれば、謝礼なくてもいくらでも日本でお手伝いしたい」と本人の方から声をかけてくださった。ただ日本側の負担にになってもいけないと思ったのか、もし必要であればいつでも声をかけて欲しいという風に言い直してくださる。

核漏れの不安などで、日本を去る人がいる中、こうやって日本で役に立ちたいと思っている人がいることはありがたい。知り合いのある学会の副会長の方にその情報だけを伝えたが、どうなるだろうか。支援も相手側の負担になることがあるので、いつどこでどのように声をかけたらいいのかと難しいところだが、いつかこのつながりが何かのかたちで実を結ぶことができたらと願っている。

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