キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

超多忙になりそうな1ヶ月

2011-04-14 20:13:59 | アメリカの大学で教える

春学期も残るところ3週間。

1ヶ月後に2週間ほど、学会で日本に行くことになった。震災や放射能の影響で国際会議はどんどんキャンセルされているそうだが、この学会は先週末の理事会で予定どおりに開催することに決めたらしい。副会長さんの話によると、被災された人たちの参加にはいろいろな措置をとり、便宜を図るそうだが、開催まで1ヶ月、大会事務局の人たちはどんなに忙しいことだろう。

日本の学会に参加・発表するのも10数年ぶり。しかも、国際シンポジュウムの登壇者として発表することになったので、責任の重さが身にしみる。一緒に発表する人たちの名前を拝見してびびってしまったが、恥をかいてもアメリカ在住ということで将来顔をあわす機会も少ないのでその分気も楽だ。

日本語のパワーポイント・スライド作成も苦労したが、大勢の前でしゃべるのももっと大変そうだ。英語もなかなか上達しないが、そうかといって日本語で堪能に話ができるわけでもなく、思っているニュアンスを伝えるための言葉を捜すのに時間がかかることがある。やっぱり話す内容を大まかに原稿にしておこう。もう一つの参加は、論文の口頭発表だが、これもパワーポイント。便利な世の中になったと思うが、学会中停電になったりしたらどうなるのだろう。

そういう中で、今日もう一つ仕事を頼まれた。家庭の事情で精神的にかなり落ち込んでオンラインでの授業を続けられない教員の替わりに、ペーパーなどの採点を手伝って欲しいという学科長からの依頼。実は1ヶ月前に打診があったが、その時は彼女は手助けなくても自分でやれるといいはったらしいが、案の定、この学期終わりになって3分の2のペーパーが未採点。えらく課題が多いクラスで、20種類ものペーパーを採点しなければならないらしいが、今日になってやっとヘルプと学科長に連絡があったらしい。

採点のアルバイト、ということだが、未だにワシントン州の家も売れないので、少しでも収入があれば家計が助かる。今週から息子がサックスホーンの個人レッスンを始め、また楽器の修理、演奏旅行、なんてお金がいるのだろう。ということで、残りの3週間、自分のクラスだけでなく彼女のクラスを手伝うことにする。

論文関係の仕事は後回しになってしまいそうだが、もう少し効率的に時間が使えないかと考える。


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