『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
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2010年10月6日(水)

2010年10月06日 00時00分01秒 | Weblog
皆さんからのコメント、いつも嬉しく拝読しています。
ありがとう。

「てっぱん」の制服は、尾道東校のものなんですね。
あのセーラー服は、
だいぶ、見覚えがありました。

僕らが高校生のころも、
ブラスバンド部は、東校の部の中でも、
特に大人数だし、定期演奏会等に向けて、
ものすごく熱心にがんばってるクラブでした。

The東南西北の、大池くん、清水くんは、
ブラスバンド部でしたから、
そこで身につけた音楽的素養は、
とても多いんだと思います。

そのブラスバンド部が体育館のステージで、
盛大に練習している音が、
僕のいた、少人数の古典ギター部が練習中の、
校舎の一番隅の音楽室に、
遠く深く、空の音のように、響いていました。

カキーンという、野球部の金属バットの音も。

ついこのあいだも、こんなこと、書きましたね。

「てっぱん」のヒロインは、ブラスバンド部ですから、
ブラスバンドの練習風景が出てきたりして、
僕などは、その、ちょっと暗い音楽室を、
思い出します。

で、まったく偶然ですが、
そのようなことを、歌にしたものが、
今度の新作「トナカイ」に入ってるんです。

その歌では、やはり、
桟橋で、待っていたり、
石段を駆け上ったりして、
どうも、尾道らしい風景が、展開するんです。
「カセットテープ」っていう曲です。

辻睦詞さんの、心揺さ振る、ドラムと、
平見文生さんの、映画みたいなベース、
辻くんとともに、コーラスで参加くださった、
松川陽野介さんの、冷静に見守ってる感じの
それでいて、温かなハーモニー。
言わせていただけるなら、
僕の、力の抜けきった、エレキギター。
そして、エンジニアの三好達也さんの、見事なバランス。
もう、これを作らせていただけて、
本当に、ありがとう。

歌詞が、なかなか完成しなくて、
辻くんに、電話で、弱音を吐きそうになったり、
したものでした。

ちょっと長くなりましたが、
久保田洋司、デビュー25周年記念アルバム、
「トナカイ」を、どうぞよろしく。

ニュー・アルバム「トナカイ」の特設ページが開設されてます。
こちら

洋司