『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
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松村雄基クリスマスライブのリハーサルに。今日の出来心2014年11月30日(日)

2014年11月30日 20時07分22秒 | Weblog

コメントありがとうございます。

いまこさん、遠回りが一番の近道ということ、ありますね。あせらず、こつこつとがんばります。

というわけで、久保田洋司、今日は、朝から、松村雄基さんの、クリスマスライブに向けてのリハーサルに行ってきました。

本番は、12月7日(日)、昼夜2公演。

公演の前半が松村さんの、歌を含む一人芝居。

このお芝居、内容は今は内緒ですが、素晴らしいんです。

さすが、松村雄基!

後半は、音楽ライブ。

お芝居とライブ、全体を通しての演奏を、

西本明さん、杉山章二丸さん、郷田祐美子さん、僕が担当します。

僕は、ひたすら、良い演奏ができるようがんばります。

僕にとっても思い出いっぱいの、目黒ブルースアレイでの公演。

松村さんの魅力たっぷり、僕も一生懸命。

一度、いらしてみては。

詳細は、松村さんのホームページをご覧ください。

こちら↓

http://www.matsumura-yu-ki.net/

さ、今日の復習と、

12月5日のモーメント・クリスマスセッションの個人練習。

今日もすっかり夜。

あたたかくして、おやすみください。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司


「レノンナイト」前後にもいろいろ。今日の出来心2014年11月29日(土)

2014年11月29日 08時20分26秒 | Weblog

コメントありがとうございます。

いまこさん、万葉集のころの表現は、今見るとびっくりするようなのもあります。例えば、七夕の歌で、牽牛が織姫のところへ行くとき、着物の帯をほどきながら、と歌うんですが、それは表現として、当時の最上級の愛しさのこもった言い方なんです。面白いですね。

りーさん、チキンジョージで開催の「レノンナイト」は、おもに地元のレノン好きな皆さんが集まって、思いっきり楽しむイベントなんです。それぞれに趣向を凝らした、レノン愛あふれる出演者たちと、それをあたたかい目で見守り、するどい突っ込みもいとわない観客たち。上手い下手の問題ではなく、そこは、いかに楽しめるか、でしょうね。

というわけで、久保田洋司、「レノンナイト」に向けての超真剣個人練習は、毎日、数時間。

やってもやっても、ここは、という気になる箇所がでてきて、さらにそこを中心に。

あわせて、別の曲もいろいろチェックしてみれば、あらたな発見も。

ステージで歌う歌だけできればいい、というものでもなくて、

手間で無駄なようでも、ほかの曲にも取り組んでみることで、わかることもある。

あの曲のコード進行や、コーラスは、別の曲のあそこにつながる、とか。

レノンは、1980年のレコーディングでも、ビートルズみたいだ、とか言いながら、歌ったりするんです。

それも、ある種の余裕だと思うんですが、印象的なものとか、世界に広まったものが、あるほど、その引用もまた、趣があります。

レノンナイトは、12月8日、神戸チキンジョージで開催。

お時間ある方、一緒に楽しみましょう。

そして、久保田洋司、その前に、まず12月5日、横浜サムズアップで開催の、

モーメント・クリスマスセッションに出演。

またまた、司会も担当。

加納順くんと、「オー!ハーバーランド」や、この秋に、神戸、和歌山で演奏したようなのを、何曲か。

杉真理さん、吉良知彦さん、種ともこさん、西本明さん、杉未来くん、郷田祐美子さん、それぞれセッションもあり、楽しみです。

さらには、12月7日、目黒ブルースアレイで、

松村雄基さんのクリスマス・ライブに、参加。

昼の部、夜の部とあり、また、素晴らしい朗読劇とライブ。

それらの練習も、日々、とっても楽しんでやってます。

それが終わったらすぐ、長江健次さんのCDのレコーディング。

これは、YoNaGaのNaoさんが、サウンド面で全面的に制作をすでに行っていて、

いよいよ健次さんの歌と、我々のコーラスが、加わる段階。

これも、素敵なものが、できてきてますので、是非、ライブ会場で、お手に取っていただきたいと思います。

健次さんのライブは、来年、1月18日から24日まで、1週間の「長江健次cafe」。

神戸、チキンジョージです。

The東南西北が23日、YoNaGaと伊藤銀次さんが22日、そして、24日には、あの「イモ欽トリオ」復活で、我々も参加して、すごいことになりそうです。

チキンジョージといえば、前後しますが、大晦日、年越しイベントにYoNaGa出演。久保田洋司も単体でなにか、やるかも。

2月になったら、「鼓動は三拍子2015」のツアー。

2月1日昼、代官山「山羊に、聞く?」 加納順くんも参加。

2月10日、和歌山「OLD TIME」。

2月11日、神戸「VOICE」。

楽しみがいっぱいです。

皆さん、いつでも気軽に遊びにおいでください。

今日も素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司


我妹子に恋ひすべながり胸を熱み~。今日の出来心2014年11月28日(金)

2014年11月28日 09時11分14秒 | Weblog

コメントありがとうございます。

いまこさん、ちょうど話題にしたことが、テレビで取り上げられると、楽しいですね。

というわけで、久保田洋司、昨日、万葉集の講座に出かければ、通りかかった場所が一面の落ち葉。

朝の光に照り映えて、青空とともに、とってもきれいだったので、写真に。

講座は、巻十二、物に寄せて思いを陳べる歌が続いています。

霧に寄せる恋の歌。

我妹子に 恋ひすべながり 胸を熱み 朝戸開くれば 見ゆる霧かも 【万葉集巻十二 3034】

訳)あの娘が 恋しくてたまらず 胸が燃えるように熱くて 朝戸を開けると 見える嘆きの霧よ

「胸熱」という言葉、ちょっと前によく聞きましたし、

胸が熱い、など、普通に使う言葉ですが、

万葉集のころは、目新しい表現だったようです。

中国唐代の小説「遊仙窟」に、「腸熱きこと焼くが如し」「心肝熱し」という表現があって、

そこから来てるんだろう、と。

遣唐使が持ち帰る、唐の書物を、当時の日本の官人たちは、教養として、よく読んだんですね。

社交のために必要だったのかもしれませんが、

新しい表現と出会うことは、とっても感動的で、刺激的だったかもしれませんね。

朝戸、というのは、男が、夜のあいだに訪れていた女のもとを去るときに開ける戸、

というような意味の言葉として定着していたそう。

それで、霧ですが、

当時は、自分の嘆きは、ため息になり、それが霧になる、と考えられていました。

息や言葉が、雲になる、というような歌もあります。

単に、朝、戸を開けたら、霧だった、という歌ではなくて、

この女を恋しくてたまらない男の、気持ちいっぱいの歌なんですね。

「恋ひすべなかり」の「かり」には、万葉仮名で「鴈」の字があててあります。

これは、「がり」と読むか「かり」と読むか。

「がり」なら、~したがるの「がる」。

「かり」なら、四段動詞につく助動詞。~くあり、がつまった形。

恋ひすべながり、でも、恋ひすべなかり、でも、結局、

意味は、恋しくてしかたがない、ということになります。

一つの歌でも、これくらいの説明は、普通にありまして、

それを、とってもわかりやすく教えてくださるんですから、本当に、楽しいんです。

何年か前に、別の講座にも、平行して通ってたんですが、

そっちは、100人くらいの受講者がいて、規模が大きく、

歌の意味だけを、さっと解説して、次々、進むような内容でしたから、

なかなか、ついていけなくて、通う距離や時間帯も、難しく、

一期で、やめてしまいました。

万葉集に興味があっても、自分で本を読むだけでは、

あまり、わからないし、講座があっても、自分にあわなければ、

やはり、続かないし、そういう意味でも、今、通ってるところは、

近く、易しく、丁寧で、本当に、良かったな、と思ってます。

おまけに、先生と誕生日が同じ、というご縁も感じています。

巻二十の4516番歌まで、まだまだと思うか、もう少しと思うか。

教わったことも、けっこう忘れながら、通り過ぎます。

でも、一つ一つの感動を、大事に、楽しみに通いたいと思います。

さ、松村雄基さんのライブやディナーショー、

モーメント・クリスマスセッションのリハーサルも近づいてきて、

個人練習や譜面書きが、真夜中まで、かかります。

毎日、ものすごく練習してるのは、12月8日、神戸チキンジョージで開催の、

「レノンナイト」の「ネタ」。

真剣です。

がんばろう。

素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司


今朝も「イン・ア・サイレント・ウェイ」。今日の出来心2014年11月27日(木)

2014年11月27日 08時41分57秒 | Weblog

コメントありがとうございます。

いまこさん、レコードプレイヤーを数年前に買って、それ以来、レコードをよく聞いてるんですよ。

というわけで、久保田洋司、朝からレコードを聞いて、ご機嫌な毎日、今朝もマイルスの「イン・ア・サイレント・ウェイ」。

これの録音時のコンプリート盤があることを最近知りまして、早速、注文し、到着を待ってるところ。

これは、CDの3枚組。

1969年発表のこのレコード、元は、即興演奏をしばらく録音したテープを、プロデューサーとマイルスが、うまく編集して、この形になったもの。

その、編集前の音源が、2001年に、ボックス・セット『ザ・コンプリート・イン・ア・サイレント・ウェイ・セッションズ』として、発売されてたんです。

レコードの、オープニングからの非常に印象的な場面も、このセッションでは、後半のなんでもないところに、さりげなく登場するそうです。

楽しみに聞きたいと思います。

今朝、めざましテレビで、アナログレコードのことを取り上げてました。

ここ数年で、アナログレコードの売上が、ぐっと伸びているそうで、

街のレコード世代の人の声や、レコードを知らない世代の人たちの反応など、

とっても面白かったです。

僕らにとっては、ビニール盤に針を落とす、など、子どものころから、数えきれないほどやってきた、

非常に愛着のある動作ですが、知らない世代にとっては、ものすごく新鮮で、ちょっと不思議なことなんですね。

いつもの、めざましテレビのスタジオに、

レコードプレイヤーを中心として、ステレオセットが置いてあって、

それを、若いキャスターが皆で、囲んで、

文字通り、前時代の何かを、不思議そうに見つめる視線が、面白かったです。

さ、今朝は、これから万葉集の講座に。

降り続いていた雨も上がり、きれいな青空。

行ってきます。

素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司


今朝は「アンダーカレント」と「クッキン」。今日の出来心2014年11月26日(水)

2014年11月26日 08時41分57秒 | Weblog

コメントありがとうございます。

春美さん、目標があると、毎日の気持ちもまた違う気がしますね。ともに頑張りましょう。

りーさん、あの日の、あの時の、あの歌を、手にしていただけるのが嬉しいです。

いまこさん、ライブ音源、冷や冷やする場面もありますが、全体にとっても楽しいです。

というわけで、久保田洋司、昨日は、10月28日の「うるわしの神戸チキンジョージ」を録音したものを、公開リハーサル場面から全部、あらためて聞き直しながら、選曲。

ソロ曲を選曲するわけですが、この時の加納順くんの曲も、けっこう良い演奏で、

聞きながら、心燃え上がりました。

「The東南西北ギター部」などといって、二人で何度かライブをさせてもらってますが、

我々、もっとやった方がいいですね。

加納順くんの曲は、凝っていて、僕など、弾けるようになるまでにだいぶ時間がかかったけれど、その分、決まると、気持ちいい。

ライブ音源でも、そういう場面がいくつもあり、当日以上に、聞きごたえがありました。

加納順くんは、トークでも、うまく突っ込んでくれますから、

そこも面白いんです。

さっき書いたとおり、今回は、ソロの選曲なので、加納順くんの曲は入りませんが、

今後、もっとうまくなって、もっと良い演奏ができるようになったら、

互いのソロを二人で演奏した、ギター部としてのライブ盤もいけるんじゃないかな、と思ったりします。

さて、今日の朝一のレコードは、ビル・エヴァンスとジム・ホールの「アンダーカレント」。

こればかり聞いてる一時期もありました。

ギターの甘い音色に、心持って行かれます。

などと書く間に、レコードはすぐに終わってしまい、

今は、マイルスの「クッキン」。

実は、どっちのアルバムも、1曲目が「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。

レコード棚から、ふっと選んだ2枚なのに、この偶然が楽しい。

今日も寒い雨ですが、元気に頑張ろう。

素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司