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『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
since 2000.3.7

2011年5月31日(火)

2011年05月31日 00時00分01秒 | Weblog
忘れないように、時々、ライブのお知らせを、
書かせていただいてますよ。

まずは、もう、一ヶ月をきっていますが、
6月25日(土)、新宿ミノトール2で、弾き語り、ワンマンです。
詳しくは、こちら

その翌週、7月2日(土)が、
尾道ANDY(広島県、尾道駅北口すぐ)
【開演】夜7時半ごろ(海と月とがひとつになるころ)
【料金】 2500円+各自ご飲食代(当日お店に)
【出演】 久保田洋司(ボーカルギター)
      明日香(ピアノ)
      清水伸吾(ベース)

ANDYは、普通に、お店が営業しているところに、
7時半ごろから、ゆるやかに、ライブがはじまる形です。
席に限りがあります。立ち見のこともありますので、
あらかじめご了承ください。


6月のミノトール2は、久保田洋司、今年初のソロライブですから、
力入ってます。

久々に会う、誰かと誰か、みたいな感じも、楽しみにしつつ。

是非、お越しください。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

2011年5月30日(月)

2011年05月30日 00時00分01秒 | Weblog
今朝も、雨で、ちょっと多めに降っています。

それで、今朝は、バッハ。
最近入手した「無伴奏チェロ組曲」のレコードを。

たしか、新宿で、このレコードを入手した日も、
けっこうな土砂降り。

一緒に買ったマイルスの「スケッチ・オブ・スペイン」や、
サン=サーンスの「管楽器のためのソナタ集」、
このごろは、好きで毎日聞いてます。

近所に、チェロを教えている教室があって、
時々、通りかかると、チェロの音が聞こえてきます。

宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」を思い出します。

ゴーシュが夜中に、チェロの練習をしていると、
いろんな動物がやってくるわけですが、
僕なども、通りすがりのなにか、
ネズミなかにかになったような、
気持ち。

尾道は、今朝は、すごい青空、と聞きました。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

2011年5月29日(日)

2011年05月29日 00時00分01秒 | Weblog
昨日は、上野の、水上音楽堂へ、
『LOVERS FESTIVAL 2011』という音楽イベントを見に行ってきました。

【出演】uncle-jam(伊藤銀次、黒沢秀樹)青山陽一 the BM's/高橋徹也/永友聖也(ARUYO)/青葉市子/嶌岡大祐

午後2時ごろ、上野に到着し、
雨ですが、公園内をすこし歩き、
不忍池(しのばずのいけ)にある弁天島(中之島)で、
弁天様にお参りをして、
蓮の池を見ていると、池の反対側に見える音楽堂のほうから、
木霊のように、音楽が聞こえてきます。

イベントのリハーサル中のようです。

すると、ハーモニカの音がして、聞き覚えのある曲。

伊藤銀次さんと、黒沢秀樹さんのユニットのリハーサルのようです。

ビートルズの野外公演を、会場の外で、聞いているような、
気持ちになります。

開演の三時まで、池のまわりで一人歩きながら楽しく過ごし、
会場に入れば、手作りのおにぎりを、
元気に売っておられる方々が。
僕も、二つ。

美味しくいただき、たっぷりだったので、夜眠るまで、
お腹がすかずに過ごすことができました。

出演アーティストは、上に書いた【出演】のうしろから順番。
つまり、uncle-jamの出演は、最後。

ピアノをガンガン弾きながら歌う、嶌岡大祐。
クラシックギター的な弾き語りの青葉市子。
そして、
キャプテンストライダムの永友聖也。
弾き語りで登場。
キャンディーズや松田聖子の曲を歌ったり、
簡易シンセサイザーみたいなものを、客席に回して、
お客さんに演奏させながら、歌うという、面白いことを、
(本人曰く「小技」を)あれこれ、やってました。
僕と一緒に詞を書いたキャプテンストライダムの代表曲、
「キミトベ」も元気に歌って、嬉しいことでした。

お洒落なサウンドで、そっと歌う、高橋徹也。
青山陽一 the BM's、大人のクールで熱い音楽。

そして、uncle-jam、温かで美しいハーモニーと、ロックンロール。

そのまま、アンコールは、全員参加で、
銀次さん作詞のシュガーベイブ「Down Town」。

野外ですが、屋根がついているので、雨に濡れることは、
ありませんでした。

曲と曲の合間には、雨音が聞こえて、
この季節に、外で、素敵な音楽を楽しめるのって、
また、良いですね。

終演後、楽屋に。
永友くんと久々の再会。

銀次さんや黒沢くんとも、いままでで一番長く話せて、
嬉しいことでした。

帰り、駅まで、銀次さん、黒沢くんと一緒で、
暗い上野公園を、ギターを背負った二人と、手ぶらの僕。
いや、傘を持っていました。

ちょっと、おとぎの国といいますか、
そんな森を歩いている気分。

お二人は、強力な、晴れ男と。

帰り道、お二人と歩いてるときは、
雨はほとんど降っていなかったんですよ。

霧雨でも、こぬか雨でも、ありません。

ライブでは、銀次さんの「こぬか雨」も聞けて、
素晴しいことでした。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

2011年5月28日(土)

2011年05月28日 00時00分01秒 | Weblog
昨日は、夕方から銀座のギャラリーに、
舟越直木さんの展覧会を見に行きました。

心の、深いところの、
自分でも意識できるかできないかという、
その無防備なところを、
ふっと、くすぐられるというか、
きゅんとさせられるような、
芸術家ご一家にお育ちの舟越さんの、
匂いのある、美しい作品を、
静かに、静かに、ゆっくり拝見しました。

絵画や彫刻。

どうやって制作されたのか、
舟越さんに、いろいろ質問すれば、
僕などにもわかるように、丁寧に、
説明してくださいます。

舟越さんとは、小峰倫明さんを通じて、
知り合いました。

舟越さんは、
小峰さんが、よく展覧会をされる、
ギャラリー・カフェの常連さんで、
小峰さんも、舟越さんと、そこで知り合った、と。

僕が、数年前、ボブ・ディランに、とってもはまってたころ、
その、ギャラリー・カフェに、小峰さんといたとき、
小峰さんが、
「ボブ・ディランを大好きな人がいるんだよ」と、
そんな話をしてた丁度そこへ、
舟越さんが、入ってこられて、
「あの人、あの人」と。

そのタイミングがすごくて、
ちょっとマンガの主人公っぽい登場でした。

舟越さんが、どういう方なのか知らぬまま、
もう、ボブ・ディランのお話を、たっぷりお聞きして、
だいぶ、楽しかったことでした。

舟越さんご自身も、
お父さんもお兄さんも、世界的な彫刻家なんだ、と、
だいぶあとになって知り、
昨日、はじめて、展覧会に行かせていただきました。

夜は、一緒に食事。
舟越さんは車なので、お酒は飲まれませんが、
楽しいお話、
というか、とっても芸術家らしい、ピュアなお話を、
たくさん、お聞きできて、嬉しいことでした。

本日は、伊藤銀次さん、黒沢秀樹さんのユニット、
uncle-jamのライブを見に、上野へ行くつもり。

素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

2011年5月27日(金)

2011年05月27日 00時00分01秒 | Weblog
昨日は、いつもとっても楽しみにしている、
万葉集の講座に、行って来ました。

巻十の秋の歌の、七夕の歌を習っています。

陰暦では7月は、秋ですから、七夕は秋なんです。

彦星と織姫、なかなか会えない二人の、
いざ、会うときの様子を歌ったような歌が、
時を追うように、並べられてるところなど、
今、目の前で、ことが展開しているのを、
見ているような楽しさもあります。

天の川の「水陰草」が秋風になびいたのを見て、
「その時」が来た、と思ったり、

今すぐにでも、向こう岸の「彼方人」に、
染まりに行きたい、と思ったり、

あの方を思っていると、天の川で夜舟をこぐ、
梶の音が聞こえてきたり、

秋風に、織姫の気配が感じられ、
彦星はもう、着衣を解きながら、やる気満々だったり、

↑これ、すごいですが、万葉のころは、
着衣の紐をほどくのは、最高の愛情表現だったそうです。
思い浮かべると、びっくりしますけど、
でも、愛情感じられる、とってもいい表現ですね。

で、やっと到着してみれば、
期待に反して、彦星をすんなり受け入れない織姫。

それを、なだめすかす彦星。

実は、ちょっぴり遅れて到着したみたいで、
そのいいわけなどする彦星。

で、やっと機嫌を直した織姫、

決して袖を交わさぬまま、帰りはしないと、
あらためて愛情の強さを誓う、彦星。

なにしろ、まだ、中国から七夕伝説が、入って間もないころで、
本当のところ、七夕のことは、よくわからない中、
自分たちの生活に引き付けた興味で、
どんどん想像力を膨らませて、歌が作られるわけです。

だから、七夕の歌、といっても、
天の人々のお話ではなくて、
実際の、日本のこのころの恋人たちの様子をもとに、
彦星と織姫のやり取りが、展開する、
という感じがあります。

今の僕たちが読んでも、すごく共感できるようなところも、
たくさんあると思います。
それも、今の僕たちの生活に引き寄せた興味で、
解釈するからかもしれませんけど、
でも、万葉人を、さらには、
彦星や織姫さえ、すごく身近に、感じます。

織姫は、天帝の娘で、とっても働き者。
同じように働き者の彦星を引き会わせたところ、
二人は、恋におちて、恋でいっぱいになっちゃって、
なまけものに。

それで、天の川をはさんで、引き離される、と。
そのへんは、みんな知ってるお話ですけど、
もとは、中国の民間伝承みたいなものだったようで、
その川に、カササギが飛んできて、橋になる、とか、
舟で会いに行くとか、浅瀬を探して、徒歩でわたるとか、
その後の展開は、いろいろです。

中国では、織姫が、彦星に会いに行くそうですが、
日本では、だいたい、
男の人が女の人に会いに行くのが普通なので、
そこで、話は少し変わるわけです。

ちょっと長くなってきました。

七夕には、久保田洋司の「たなばた」を聞いて過ごす僕です。

6月25日(土)、新宿ミノトール2でお待ちしてます。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司