『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
since 2000.3.7

2010年6月30日(水)

2010年06月30日 00時00分01秒 | Weblog
今日で、6月も終わりということである。
さらに言えば、2010年も半年が過ぎたと。

予定では、新作もそろそろ完成が見えてくる、
というところであったが、
現実には、まだ、全体像が見えてきた、というところ。

でも、辻睦詞さんをはじめ、いろんな方々と話すうち、
気づかされることも多くて、
あせって進めていなくて、良かったと思えることが、
けっこうある。

7月は、ファンクラブの集いがあって、
久々に、ライブ演奏。

辻睦詞さんに、手伝っていただく予定である。
7月第二週からのスタジオリハーサルで、
三崎以来、久々に、辻くんと再会できるのが、
楽しみである。

それまでに、さらに全体像に磨きをかけて、
僕自身も、ライブモードにスイッチオン、である。

洋司

2010年6月29日(火)

2010年06月29日 00時00分01秒 | Weblog
上海は4日間だったので、
帰ってきても、日本の日常に、そんなに違和感はない。

ただ、むこうで、ずっと聞こえていた中国語のおしゃべりを、
すでに少し懐かしく思い出す感じである。

ニーハオと言うにも、はじめは緊張して、なかなか言えなかった。
シェーシェーも、だんだん言えるようになって、
ツァイチェンも、最後のほうで、言えるようになった。

テレビ番組のスタッフから、
「ウォットンチュニメン」と言ってほしいと言われ、
カメラに向かって、身を乗り出すようにして、言った。

「待ってるぜ」みたいな意味だそうである。

発音や動きが、おかしかったせいもあろうと思うが、
中国のスタッフの皆さんが、笑ってくださり、
楽しかった。

中国の若いスタッフの皆さんと、
通訳の方を通して少しだけ話せた。

よく似ているところや、違うところ、
僕などは、ついつい、万葉よりで、聞いてしまうのであるが、
万葉時代、中国から受けた、最先端の文化の様々な影響が、
今でも、日本人には、どこかに残っているという感じを、
面白いと思っているところである。

洋司

2010年6月28日(月)

2010年06月28日 00時00分01秒 | Weblog
先ほど、上海から帰ってきたところである。

まだ、着替えてもいない。

電車を降りて、歩いていると、
丸い月が見えた。

上海でも、おとといの夜、丸い月を見た。

阿倍仲麻呂の歌に、

天の原 ふりさけ見れば 春日なる
三笠の山に 出(い)でし月かも

安倍仲麿(7番) 『古今集』羇旅・406

がある。

空を降り仰ぎ、遠くを見てみると東の空から月が出てきた。
あれは昔見た奈良の三笠山から出ていた同じ月なのだなぁ。

最後の「かも」は、疑問を含む詠嘆、とも。
同じ月なのかなぁ、みたいな感じもある。

19歳で遣唐使船で留学生として、唐に渡った。
やっと帰国の許可が出たのが55歳。

その時の惜別の宴で読んだ歌だそう。

でも、結局船は流され、日本には戻れずベトナムに漂着。
やっとの思いで唐に帰り着き、そのまま72歳でこの世を去る。

仲麻呂の話が長くなったが、
上海で見たあの月と、
帰ってきて、先ほど駅のそばでみた、あの月は、
同じなんだなぁ、と思ったことであった。

上海では、オーディションを通じて、
本当に、良い経験をさせていただいた。

洋司

2010年6月27日(日)

2010年06月27日 00時00分01秒 | Weblog
上海。
本日は、昨日の予選を経ての、
オーディション本選。

何千人の中から、
ここまで勝ち抜いた40名弱が、今日、
一人ずつ、大きなステージでパフォーマンス。

昨日、一対一で出会えた中から、
選ばれたみんなが、
ここまで来た自信と、
チャンスをかならずものにするという、意気込みで、
次々、歌やダンスを見せてくれる。

中には、僕が作った歌を歌ってくれた参加者も。
知っていて歌ってくれたのであった。

夕方、10名ほどが選ばれた。

いつか、アジアを代表する、
スーパースターになってほしい。

洋司

2010年6月26日(土)

2010年06月26日 00時00分01秒 | Weblog
昨日から上海に来ているのである。
空港からホテルまでのタクシーから、
万博会場も見えた。

本日、上海で、あるオーディションが開かれ、
僕は、その審査員で、
ここに来させていただいたのであった。

数十人、一人一人と、
一対一で接した。
中国の若者たちの、
良いところをたくさん知った。

今日は予選。
明日、本選になる。

今日出会った若者たちの、
明日の姿、楽しみである。

洋司