『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
since 2000.3.7

2009年1月31日(土)

2009年01月31日 00時00分01秒 | Weblog
昨日のこと。
音楽用に使用しているパソコンの、
メモリーの増設と、
ソフトのバージョンアップに、
ようやく取り組んだのである。

といっても、たいしたことではないのである。
スーツケース大のパソコンを、
ちょっと、広いところに引っ張り出して、
大きいふたを、ぱっこりと開けて、
メモリー部分を、新しいものと取替え、
また、ふたを閉めて、
動くかどうか、確認する。
で、また、元にところに、もどす。

それだけであるが、こちら、慣れない者である。
壊しちゃいけない、と、
冷や汗も含めて、
汗かきかき、
だいぶ、緊張して、
取り組んだ。

大成功。

ソフトのバージョンアップは、
過去に何回かやってきている。
慣れている。
ガイドを読みながら、
また、画面に表示される指示に従いながら、
すんなりできた。

いろんな権利上の、
ややこしいコードを、
取得するというのが、
微かに手間ではあるが、
徹底していて、気持ちがいい。

ほどなく、最新バージョンのソフトが、
立ち上がった。
使い勝手も、良さそうだし、
エフェクト部分も強力になっている。
そして、すごい音が、数え切れないほど入っている。
これは、また、時間があっという間に過ぎてゆくであろう。

一種の、タイムマシーンである。
竜宮からのお土産である。

洋司

2009年1月30日(金)

2009年01月30日 00時00分01秒 | Weblog
昨日は、ハッカイさんの素敵なスタジオにお邪魔し、
二胡、
ウードというエジプトの弦楽器、
ブズーキ、
馬頭琴、
三線、
等のさまざまな楽器に触れさせていただいたり、
レコーディングや
お茶の楽しい時間を過ごさせていただいたり
したのである。

僕は、この十年ほど、
ずっと一人でレコーディングしていたので、
どなたかと共にする作業は、
しびれるほどに、嬉しかったのである。

台湾式のお茶で、
香りと共に、ゆっくり過ごすなど、
心豊かなことであった。

思えば、二十年ほど前に、
サイズのコンサートの時だったか、
ハッカイさんから、声をかけていただき、
紹介していただいて、
ザバダックの方々や、小峰倫明さんとも、
知り合うことができて、
今でも、本当に親しくさせていただいている。

ハッカイさんとお会いしたのは、
昨日書いた、小峰さんの個展の時以来であったが、
こうしてお会いすれば、時のへだたりなど、
まったくなかったかのような、不思議な気持ちになるのである。

砂浜や砂漠の砂の一粒も、
同じ時間を過ごしたのでした、というようなことを、
なにかに、書いたことがあったのであるが、
僕らも、その砂の一粒であった、みたいな、
詩ともいえない、詩が、
宇宙には、存在しているのである。

洋司

2009年1月29日(木)

2009年01月29日 00時00分01秒 | Weblog
二胡の原型楽器は、唐代~宋代に、
シルクロードを経由して、西方から伝来したとされる。

ずいぶん前に、小峰倫明さんの個展に、
音楽をコラボレートした企画があって、
僕は、エレキギターに、ビームで操るエフェクターを通して、
ギターのネックをそのビームにかざして、音程やエフェクトを
不自由に動かす、というような、妙なことをやったのである。

その時、古賀森男さんは、アコースティック・ギターで、
繊細で素敵な音楽を奏でられた。

更にその時、元有頂天のギタリスト、ハッカイさんは、
二胡のめくるめく演奏を披露された。

二胡のことを、少し知りたくて、久しぶりに、
ハッカイさんに連絡をしてみたところ、
いつでも遊びにおいでよ、とお誘いいただき、
早速、本日、これから行ってくるところである。

ハッカイさんのスタジオで、ちょっと録音も
させていただく。

先日、尾道市長とお会いした時、
市長が、尾道は、東西南北をつなぐ要衝である、
というようなことを、おっしゃった。
それで、東南西北(とんなんしゃーぺー)というわけで、
妙に、盛り上がったのであったが、
今日は、ハッカイさんに、シルクロードと
つなげていただくのである。

時々、奈良万葉関連で、シルクロード云々と、
書くこともあり、
いろんなことが、つながるようである。

平面的な、東西南北だけでなく、
過去現在未来、時間空間の、
そして、心と心のつながり。

先日、ANDYのマスターから、
心で話すことについて、
ホットミルクを飲みながら、じっくりお聞きした。

いろんなことが、つながりだした、と、
思っているところである。

洋司

2009年1月28日(水)

2009年01月28日 00時00分01秒 | Weblog
皆さんからのコメント、引き続き、
いつも嬉しく読ませていただいています。

ご質問に、すべてお答えできるかどうか、
こういう場では、難しいことも、
あるかもしれませんが、
すこし、触れさせていただきます。

2月の尾道でのイベント、
中学の同級生が来るのかどうか、
今、連絡を取り合う友もいないので、
わからないんですよ。

20年前に、ラジオで歌ったという歌、
ごめんなさい、まったく記憶になく、
もしかしたら、別の方の歌だった可能性もあるのでは、と、
思いながら、読ませていただきました。
特に、「儚い光なので、要らない」という表現、
20年も前に、僕には、できなかったような、気がします。

「ファンタスティポ」、知り合いの作詞家からも、
「見たこともない花が咲く」など、いいじゃないか、
と言っていただいたことがあり、 嬉しいです。

帯広、「ローハイド」よく覚えてます。
当時、入場者数最多記録でした。

マハティール氏の公開書簡、興味深かったです。
1月15日の書簡、あるいは、もう少し前だったのかもしれませんが、
読んでいたとすれば、演説原稿に、いくらか影響したんでしょうか。

今後も、時々は、皆さんのコメントに触れさせていただくことが
あるかも、しれません。
いずれにしても、必ず、読ませていただいてます。
よろしく。

*********

水曜日。
「万葉集~ココロ・ニ・マド・ヲ」の更新日です。
http://www.manyoshu.jp/

是非、ご覧ください。

先週は、書きそびれましたが、
先週の歌も、いいですよ。

思いをとげて、
あるいは、
ある種の諦観からか、
もう悩む必要などないはずなのに、
今さら、なにを、思っているのだろう、って、
ま、歌そのものに、そんな説明はないんですが、
思い草の、
ちょっとうつむくような形を、
うまく、心にのせて、詠っていて、
とってもいいです。

今週の歌は、僕の担当で、
あおによし、奈良の都を。

来週も、明日香村に行ってきます。

洋司

2009年1月27日(火)

2009年01月27日 00時00分01秒 | Weblog
大池茂文くんによる、カホン演奏を楽しみながら、
先日は、リハーサル。

シンプルなものの奥深さ。
この逆説の迷宮に、心地よく迷い込むのであった。

カホンは、ペルー発祥の打楽器。
一見、ただの木箱であるし、
何度見ても、ただの木箱である。

またがってそれを叩くスタイルが、一般的であるが、
リズムを叩いて、楽しむという意味では、
自由で良かろうと思う。

リズムにあおられて、
ぐいぐいと、背中を押されて、
どんどん、突き進むのである。

洋司