出張で今晩から天津に入っています。
狗不理を食べに行きました。
狗不理は、前回の出張で天津空港のお土産に並ぶ様子を見て、次こそ!と思っていたものです。
ホテルにチェックインした後、タクシーの運転手にホンマモンの店に連れて行ってくれ!と頼んでつれてきてもらったのがこちら。
中国天津狗不理総店。
総本店というので、さぞ高級なのかと思いきや、店内1階はフードコートのようで庶民的な雰囲気。包子の店なのだから、そもそも高級店であるわけないな、と入店後に妙に納得してしまいました。
狗という文字には敏感ですが、犬肉とは全く関係ありません。
店に掛けられた文によると、狗子という名の少年が14歳になり、天津の包子屋に勤めて独自の調合の皮を完成させた。その包子はとても美味しくて、狗子は脇目も振らず働き、話しかけられても全く見向きもしなかった(不理)というところから来ています。
狗不理をそのまま訳すと「イヌも見向きもしないほどマズイ饅頭」となるところですが、由来を見てみれば、「狗子が脇目も振らずに作る美味しい饅頭」ということだったわけです。
西太后もこの饅頭を食べて、いたく感動して「どんなものにも、この饅頭の美味しさは及ばない」と言わせるほどでますます有名になり、その後「狗不理を食べなければ天津に来たことにならない」といわれるほどになったとか。
ということは、私は今回始めて天津に来たということに・・。(確か5回目ですが)
この店では、注文してから狗不理を蒸し始めるとのことで、注文後10分程度待つことになりました。
到着した狗不理は小龍包を少し大きくした感じ。噛むと肉まんより薄めのフワフワの皮の中にあふれる肉汁と具が隠れていました。皮と具の間に空気の層があって、その膨らんだものを潰して食べるのが楽しく心地いいです。
しかも、さっぱりとした豚肉の味で、かなり好きな感じ。
機内食を食べた後で、軽く食べるには最適の夕食でした。
中国天津狗不理総店
天津市和平区山東路77号
Tel: 022-2730-2540 ( ~22:00)
午前中に青浦。帰社して虹橋空港へ。
到着した天津は夜になっても暑いです。