何年も同じことを言ってはいるが、
生徒たちに聞き入れてもらえないことがある。
教科書の使い方である。
幸いに、日本では、
教科書は個人の所有物である。
国からの借り物ではないのである。
自由に使ってよいのである。
1.「重要な部分に、着色や下線を引け!」
2.「大切な説明は、書き込め!」
(ノートは、いつの間にか失われることが多い)、
教科書に書き込んでおくと、無くなる心配が無い。
余白が不足なら、別の紙に書いて、
貼り付けておけばよい) と、
口をすっぱくしていうのだが、
聞き入れてくれない。
これらのことは、自分が,
後年後悔したことに元づく“アドバイス”なのだが、
困ったことである。
それである人に、愚痴を言った。
「自分が出来なかったことを、
他人にせよとは、おこがましい」
と言われて、ぎゃふんとなった。
“先生”は、“模範的生徒”でないと
務まらないのである。
いまさら、取り返しがつかない。