12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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羹(あつもの)に懲りてなますを吹く

2012年05月24日 00時00分48秒 | ボヤキ

ことわざ辞典によると;

『羹に懲りて膾を吹く』=『羹(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹(ふ)く』 

熱かった吸い物に懲りて、ついつい膾(なます)や韲物(あえもの)のような冷たい料理も吹いて冷ますということから、一度しでかした失敗に懲りて、必要以上の用心をすること。
 

類似のことわざ:
●船に懲りて輿(こし)を忌む
 ●蛇に咬まれて朽ち縄に怖じる
●火傷火に怖じる
●A burnt child dreads the fire.(やけどした子供は火を怖がる)
●Once bitten, twice shy.《一度噛まれると二度目には憶病になる》 

( http://www.geocities.jp/tomomi965/ichiran.html )

 

最近の原発問題で、このことわざを思い出したのである。

 素人が何をいうのかと叱られそうな気がするが、いささか気になってきたので、年寄りの特権である「ご意見番」として、ものを申して見ることにした。

 

1. 無言の言論統制が言論界を縛って、自由な発言が出来なくなってしまっていないか?

・・・原発推進派が安全神話を振りかざして大金や利権をばらまき、原発反対派を抑えこんでしまったことが、今回の大災害の根源となったと思っている。

具体的には、経済優先で巨大津波がないという都合の良い前提条件をでっち上げて原発を建設したことが、今回の悲惨な大事故をもたらしたのである。

2. 神様が、大津波という「羹(あつもの)」があることを教えて下さったのである。

3. 我々は、謙虚にこの教訓に学び、これ以外にも「羹(あつもの)」が残っていないのかどうかと「何度も、なますを吹き」原発の再稼働や新設を考えなくてはならない。

4. 現在はあの当時とは逆になって、原発推進派あるいは原発再稼働派にとってはうかつに物の言えない時代になっている。これもまた大きな過ちをもたらす引き金のなる危険性がある。

5. 原発反対派とともに原発推進派にも、平等かつ公明正大な言論の自由を保証しなければ、またまた誤った選択をする危険性がある。

6. いっときの感情をぐっと抑えて、賛成意見も反対意見もどちらも冷静かつ公明正大な論理を展開して欲しいものである。 

(それにしても、賛成派には前科のある原発村関係者ばかりのようであり、意気消沈して縮こまって保身一途のようであまり表に出てこないようである。

又、反対派は感情的な論理展開に終始し日本の経済や将来にはほとんど関心を示さないとう単細胞的な発言ばかりで、実に大きな危険性をはらんでいる。

7.  我々国民は、「なますを吹きながら」、厳正かつ公明正大な議論行われるようサポートしなくてはならないのである。

・・・それにしてもマスコミのとっている態度はなんとも頼りないのである。お茶の間のゴシップ会議の司会役のような中途半端な議論ばかりで煮詰めたものがないのである。

確固とし毅然たる論理の展開ができる論客が全く居ないのであろう。


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