12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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避難は本当に必要か?

2012年09月03日 05時12分31秒 | ボヤキ
9月2日は全国的にも、同時にこの地区も東海・南海トラフで起きると予想されている巨大地震とそれに伴う大津波を想定した避難訓練の日だった。

小生は敢えてこの避難訓練の参加を拒否した。なぜなら、その理由は単純明快である。「自分にとっての最大の安全は、 避難しないこと!」と信じているからである。


小生の団地は、小山の頂上を平に整地した海抜35m以上の平らな部分にある。そして、我々の小山はその周囲を150m級の外輪山に囲まれているという構造である。

ただし、外輪山と表現したが、正確にはそれは連続しておらず何箇所かの不連続箇所があり、そこから瀬戸内海に通じている。(この団地からは、瀬戸内海を越えて高松市を遠望できる。)

岡山県南部に位置する玉野市で最新の想定津波高さは、今の段階では伝達されていない。

しかし、太平洋岸の最大場所で津波高さ三十数メートルという報道からすると、瀬戸内海のこの地方では、到底小生の団地まで津波が届くとは考えられないのである。

今回2箇所指定され避難場所は、いずれも海抜十数mでしかない。こんなところに避難したら、改悪以外の何物でもない。

その上避難場所までへの道中では、海抜数mまで降りて低い道を歩き、次に海抜十数mの避難場所に登るという行程になる。

元気な人で10分くらいの道のりである。急な坂道もある高齢者ではこの数倍掛かるのではないだろうか?

避難場所へは、代替案として外輪山の内側をたどりあまり高度を下げないで済むルートが無くもない。しかし、このルートは急峻な山肌を水平に移動する道であり、地震による崩落の危険性が予想されるのである。

くどくど説明したが、一言で言って「自分の家に居ることが、一番安全!」だということなのである。


今回避難訓練でも、1mの津波・2m津波・・・・10mの津波・・・で、避難対象地域や避難場所も避難形態も、それぞれに適正なものがあるはずである。

今回の様な「十把一絡げの避難訓練」にはどうしても賛同出来なかった。国をはじめ県も市も、もう少しよく考えた避難計画を立案するべきではないだろうか。



災害には、大地震(+津波)、大火・大山火事、山崩れ・山津波、コンビナートからの火災や毒性ガスの飛散、更には、とんでもない伝染病、あるいはテロや暴動(最悪戦争)等避難を必要とする条件も様々である。

それぞれに、最適な避難計画があるはずである。そういった視点で考えることが必要なのではないだろうか。

(避難させない事も含めて避難計画を練ってほしいものである。)

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