鉄道のホームから転落したり、入ってくる列車に接触する事故などを耳にすることがある。特に地下鉄銀座線のような古い地下鉄ではそのホームは狭く恐ろしいのである。
ソウルでは地下鉄のホームに降りると線路が見えないのである。ガラス張りの壁がホームの両側にあり、奇麗な広告らしきものが沢山見えるだけである。
ところどころに両開きのドアがあり、電車が到着すると開き、そして乗車が完了すると電車のドアが閉まると同時にホームのドアも閉まる仕組みとなっている。
大変優れた安全対策であると思ったのだが、古い日本の地下鉄の狭いホームでは、更なる工夫が必要であろうとも感じた。
乗り降りの時の支払いはカードで、これも地方に住む者にとっては珍しくまた面白いものだった。
日本のSuicaカードを用いて列車に乗ったり地下鉄に乗る機会が少ない地方に住んでいると、その便利さが分からないのであるが、今回は世話役さんがこの種のカードを一人ずつに用意してくれた。
地下鉄やKorailにもタッチするだけで乗り降りでき、更に、コンビニでの買い物にも大変便利だった。