その1:5月8日付のYahoo!ニュースによると、
米人材情報会社サラリー・ドット・コムは11日の「母の日」に合わせ、子供がいる専業主婦がこなす家事や育児は合計で年俸11万6805ドル(約1200 万円)に相当するとの試算を発表した、という記事があった。
先ず主婦約1万8000人の作業時間を集計し分類した後、料理を「コック」、子供の世話を「保育士」、車での送迎を「運転手」などにそれぞれ依頼したと仮定して外注費用を積算した模様。
専業主婦の母親の作業時間は平均で毎日13.5時間に上ったため、超過勤務手当がかさみ、年俸が膨らんだという事である。
その2:母親が行う家事、1千万超の給与に相当=カナダ調査 [トロント 9日 ロイター]
母親が行った料理や掃除などに対して賃金が支払われた場合、年収1千万円を容易に超えるとの試算結果がカナダで発表された。
母親1万8000人に対して、家事や育児など一般的な仕事内容のリストアップを依頼。その内容やかかる時間など、それぞれの労働に対する給与額について民間会社Salary.comが試算を行った。
カナダではリスト上位10位の仕事について、家事に対する給与額は
主婦で12万5000カナダドル(残業代込み、約1280万円)、
仕事を持つ母親では、実際の所得を除き7万5000カナダドル(約770万円)だった。
給与が高い理由として残業時間の多さが挙げられており、主婦は90時間以上、仕事を持つ母親でも仕事以外に54.6時間残業しているという。
母親の仕事の価値は金銭で測れるものではないですが、その会社は「ママの仕事の重大さを認識してもらうきっかけに」と期待し試算をまとめたとの事。
その3:ある日本人主婦のブログより
私が仕事でご夫婦に保険の話しをした時に、何人ものご主人様が「嫁さんの保険はイランわ」と言う言葉を聞きました。
その方々の言い分は、奥様が居なくなっても働いてないから金銭的には今と変わらんし困らないからでした。 その話しを聞く度に私は心の中で「甘いし、この人は、いつか奥様に捨てられるか、定年離婚や」と思っていました。
家事労働の価格の高さが分からん連中は、これからの世の中で生きていくのは難しいでしょうね? まっ、そんな人は、その前に自分の会社での給料が会社から高いと思われてないかを真剣に考えてみた方が良い様な気がしますね。
私が見る限り給料分、働いてないサラリーマン多いですからね。会社からも奥様からも見捨てられたら可哀想ですね。
これら3つの話は、小生にとって非常に耳の痛い話であった。 最近の若いご夫婦達では、男性の家事への協力は見るべきものがあり、
「なんにも船長」「言う事を機関長」であった小生が物申すにはおこがまし過ぎるのであるが、同世代の人には一言申し上げたい。
「一緒に過ごせる時間はもうそれほど長くはない、せいぜい奥さん孝行に邁進頂きたい」と。
小生の主夫業も五年目に突入、そろそろ、主夫の待遇改善策すなわち[残業放棄」、「週休二日制」と「有給休暇制」が行えないものかと思いはじめた。