高島俊男先生のシリーズ最新巻です。週間文春の連載のコラムを1年に一冊づつのペースで本にされているということがあとがきにありましたので、もう6年以上続いていると言う事になりますね。 タイトルからも想像できる通り、言葉にまつわるエッセイで、へぇ~~~というような話が満載です。ただ、シリーズを重ねていくとちょっとそれだけではネタ切れされた感は否めません。
とはいえ、どんどん面白くなっているのは、読者とのやりとり。たとえば、ある軍歌に「赤鷲」とあるのはなんだ・・という読者の質問から、高島先生の推量を書けば、その記事を読んだ読者が、「何をいっているんだこの物知らず」とまた手紙を送ってくる。私にとっては、その赤鷲が何かなんてどうだっていいのですが、そういうインタラクティブなところが楽しいです。
インターネットのブログや掲示板でこういうコミュニケーションが多くあるのでしょうね。でも記事に採用される投書は、基本的に匿名はありません。著者も投書をする人も、そそれなりに責任もって発言していると思います。そこがインターネットの誰でもが勝手に発言できるところと違って心地よいです。
さて、下記の文章のどこがおかしいでしょうか?答えは本にあります。
「お客様におかれましては、大変お手数ですが、左記送付先まで料金着払いでお送り頂きますようお願い申し上げます。」