最近、読書ペースが超スローになっております。 読み切れない本も多いし、読み終わっても感想がまとめられない本も・・・。 夏バテかしらん。 しかもオリンピック始まっちゃったし、ますます遅くなりそうです。
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ベネルクス紀行―ベルギー、オランダ、ルクセンブルクへの誘い |
松村千恵子 | |
東洋出版 |
さて、私のオランダ旅行まであと2か月を切り、
コースも決めて、ホテルもとりあえずは押さえました。
私の中の盛り上がりも、ずーっと高止まりしている状況なんですが、
うちの旦那のあごに皮膚がんが見つかってしまいまいた。
検査の結果を聞いたとき、最初に思ったのが、
”旅行に行けるのかしら!?”
だったことは旦那には内緒です・・・。
ごく初期で、皮膚なのでお腹を切ったりするわけでもなく、日帰り手術。
今のところは旅行には影響なさそうです。
病院の帰りに、隣にある図書館で借りたのがこの本です。
(鬼嫁でしょうか・・・)
著者は、ご夫婦でよく海外旅行に行かれるようで、
本書はベネルクス3国をご2週間程度旅行された際の紀行文です。
読みやすい文章で、面白くないわけではなかったのですが、
本にするほどのことかなぁ・・・っていうのが正直な感想です。
プロフィールに年齢が書かれていないので、著者がおいくつなのかはわかりませんが、
シニアライフの提案や健康に関する執筆が多いということで、
本書が出版された2004年ころに50代後半か60代だったのではと想像します。
だとすれば、その世代の人向けなのかもしれません。
私は、真の大人(大人という定義は難しいが、ここでは年齢に関係なく、精神的に自立している人という意味)であれば敢えてカップルで行く個人旅行をおすすめしたい。理由は簡単「旅は道連れ」とは」よく言ったもので、旅での感動は、ひとりよりふたりの方がきっと大きいに違いないから。そして、その感動も、普段身近にいる者同士だからこそ分かち合えるものだと信じているからだ。
私もこの年になったら、一人より道連れが欲しいし、気を使わない旦那と行けるのはほんと幸せだと思うので、著者のおっしゃることがわからないわけではないのですが、”大人ならカップルで”・・・と一般化しようとすのはどうかなぁと。
私も、ツアー旅行より、個人で飛行機をとって旅行した回数の方が多いです。
インドは一人で行く自信がなくて、ツアーにしたんですが、
15人くらいのツアーで、そこで知り合った人たちとの交流もすごく良い思い出で、
どっちがいいなんて比べられない。
それに、本書を読んで思うのは、ご夫婦で動いておられるので、会話が二人で完結しちゃってあまり現地の人とも、旅行者の人とも殆ど会話らしい会話がない。
ブリュッセルで同じ日本人の熟年夫婦と何度もすれ違っているのに、話をしようともしない。
旅行記を書こうとしているのに、そういうところでもっと貪欲にいろんな人と話をしなければ、ありきたりの事しか書けないと思うんですよねぇ。
そんなことを思いながら、プロフィールにあった著者の主宰する「世界の旅の情報サイト」もチェックしてみましたが、もはや存在せず、著者自身の情報もAmazonの本書のページしか見つかりませんでした。
ま、そうだろうなぁと納得。
とはいえ、来月からこの辺旅行すると思えば、それなりに、参考になる情報もありました。