小さな白黒の翼を持つ、
セキレイの鳴き声で目が覚めた。
10月中旬も過ぎてようとし、
朝の金色に染まった鱗雲に秋を感じる。
今日のように20度を超えると、
日中の日差しの強さに半袖になり、
秋の爽やかさに煌めく海を思い出した。
秋の清々しい陽射しを浴びて、小さな青い露草に赤トンボが止まっていた。枯れ枝前の谷戸で、季節はずれのカエルが草むらから現われ、夏の強い陽ざしを思い出した。そして、秋の高い清々しい空に紅葉の足音が聞え、その爽やかで清々しい季節に心身ともに軽やかさを感じる。しかし、時の流れの早さを感じると、安らぎと焦燥と孤独を感じた。
日中の日差しの強さに半袖になり、家路につく頃には夕暮れを迎える。そして家に着くと顔を洗い、うがいをしごくごくと水を飲むと疲れがとれた。