Kazekaoru

退屈と付合うの結構大変です。
心に残ったことを、初夏の風のように書いていけたらと思っています。 

ホットコーヒー

2020-09-25 20:09:21 | kazekaoru

 

背の高い紫やピンクのコスモスが咲き、

 

秋はすぐそこに来ていると思っていたら、

 

今週一気に秋の深まりを感じる日が続いた。

 

 

だいだい色の金木犀の甘い香りと、

 

ホットコーヒーを入れる季節に、

 

秋風が夏の去る寂しさを感じさせる。

暑さもやっと遠ざかったが、秋晴れの空の下では半袖が清々しい。麗らかな秋晴れになれば、週末の行楽が楽しみになるだろう。しかし、今年はコロナの影響で国道134号線は、あまり人ではないだろうと思うが、海の目が覚めるような青々とした輝きを見たいと思うだろう。

 

君と僕、どっちがよけいに惚れているか、キス半分ほど差がないよ。ホテルのロービーの人たちをしり目に、僕はまたうぬぼれだしてすまった。彼女はそんな僕を横目に、キュートな微笑みを浮かべている。ハイビスカスの花が、陽ざしに照らし出され楽園のように思えた。そして、ゆっくりとしたリズムで、「ホテルカルフォルニア」のBGMが流れている。


the typhoon season!

2020-09-18 20:03:58 | kazekaoru

 

秋の気配を感じる季節にだが、

 

まだ夏らしい厚い入道雲が出ている。

 

鶏頭の咲く季節に入っているが、

 

蝉の抜け殻が谷戸の森にまだ見られる。

 

しかし、

 

朝晩涼しくなる日が増え、

 

少しずつ秋の深まる景色は、

 

青葉の枯れていく景色に変わっていく。

台風で金木犀の香りがかき消され、秋の虫たちの声に秋が深まるのを感じさせる季節になった。昨年は台風18号が関東地方を直撃し、その甚大な被害は深い爪痕を残し、それに愕然とさせられたことを覚えている。今年は、そんな被害がないようにと思う。

 

彼女がその犬を連れてくると、僕はその犬に少し怯えた。彼女はブルーハーフパンツにピンクのTシャツが似合っている。すっかり明けきった砂浜は、輝くターコイズブルーの海に厚い積乱雲が広がっている。汗ばみ始めた僕たちは、ホテルに帰ることにした。光にあふれたホテルのロービーは、起き始めた客たちが夏の海の景色を満喫している。僕たちはシャワーを浴び、みんなを起こしに行くことにした。

 


sunrise glow

2020-09-11 19:58:06 | kazekaoru

 

今日は涼しい一日になったが、

 

それでも夏日(25度)の気温に、

 

プールの水が恋しかった。

 

 

街はマスクをした学生が帰り、

 

やっと日常の風景が戻ったようだが、

 

やはりマスクスには活気がないのが確かだ。

秋の気配を感じる季節になったが、まだ夏らしい厚い入道雲と、街路の木陰からの蝉の声にまだ夏は終わりそうにない。そして黄金色に染まる夕日の中で、学生たちが海岸線の人波に戻ってきて、彼らの背中をその色に染める景色は鬱陶しさを忘れさせてくれた。

 

犬を連れた少年が彼女のそばを通り、その少年の日焼けした顔に僕は一瞬やきもちをやいてしまったが、どこかその合理性のない考えに僕ははにかんだ。彼女はまだ少年に微笑み、連れている犬の頭をなぜていた。僕はそれを見ていて、童心帰ったように微笑だ。すると彼女が戻ってきて、犬が少年を引きずるように僕のところに来た。もうホテルは、朝食の準備が出来ているだろうかと思い、時計の針をみるとシャワーを浴びたくなった。ヤシの葉が、穏やかな波のように微風に揺れていた。


Pool!

2020-09-04 14:20:58 | kazekaoru

 

朝晩は秋の気配を感じるようになったが、

 

今日のようにうだるような暑さの日中は、

 

炎天下で男女とも滝のような汗が出てくる。

 

 

このところ早朝に分厚い入道雲が現れ、

 

その高さに圧倒され思わずカメラを手にした。

9月に入っても猛暑日が続き、その暑さがまだ続きそうなので、プールの水の涼しさを思い出した。強い陽射しの木陰から見える景色は、この夏一番の暑さを思わせる。子どもたちが少し日焼けしたマスク姿に、例年だったらもっと健康そうに見えると思った。

 

砂浜から見えるヨットハーバーは、マストのはられていない。やっと目が覚めてきたのか、僕たちは陽射しの強さに目を細め、ヨットの涼しそうに揺れる姿を見ていた。犬を連れた少年が、彼女のそばを通ると、日焼けした顔は戸惑いの表情をしていた。それを見ている僕は、僕も少年のころ同じような表情をしていたのを思い出した。彼女はそんな少年をお構いなしに、犬の頭をなぜてほほ笑んだ。僕はなぜかそんな景色に、その少年に一瞬やきもちを焼いているように思った。

 


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