海人川人 やっさん(安田明彦)の釣って食って楽しんで

海釣り、川釣り問わずいろいろなジャンルの釣りを楽しみ、仕留めた魚をおいしく食べるためにさまざまな料理を作る

蚊帳の外、でも…

2009-01-21 19:33:00 | 釣り
デイリースポーツの取材で和歌山県大引へ出かけた。22日発売分なので、良かったら、そちらもどうぞ。

上がったのはアシカの子。言わずとしれた名礁だ。

水道の低場に入った。高場の1級ポイントからはずれた所に入った紀州グレ研のYさん。こちらが用意している間に、竿が満月に。

取り込んだのは50㌢オーバーのマダイ、続いてそれより大きなマダイ。そしてグレ、またまたグレ。こっちは何のアタリもないのに一人入れ食い。

裏の水島では、これまた3人の誰かの竿が曲がるという状況。我々の竿は沈黙したまま。蚊帳の外といった感じ。

それでも潮が下げに変わって、我らの竿が曲がり始めた。サンバソウ、そしてグレ、グレ、グレ。まー、帳尻はあったという感じか。

今シーズンの大引は大いに楽しみだ。

イシダイの酒蒸し

2009-01-20 12:34:06 | 釣り
おいしい魚は、味付けしなくてもウマイ。

冬のイシダイは、脂がのってくる。

和歌山県大引で釣ったサンバソウ。イシダイの弟分。

腹にはたっぷりと脂を抱えていた。おいしい証拠だ。

きっちりウロコを取り、切り目を入れて、昆布を敷いた皿にサンバソウを乗っけ、好みの野菜を入れて酒をどばっとふりかける。隠し味は昆布茶。パラパラと振ると、味が一段とよくなる。

あとはきっちりラップして、電子レンジでチン! 本来、酒蒸しは蒸すのだが、皿が大きいので、そんな大きな蒸し器はないから、電子レンジの登場なのだ。

けっこう時間がかかり、大きさにもよるが6~8分ほど。

タレはポン酢。何も付けず、そのままでも、甘くておいしい。

特においしいのは、皮の部分。もちっとしている。だから、きっちりウロコを取らないとダメなのだ。

酒蒸しは、いろいろな白身の魚でできる。

グレのタタキ

2009-01-19 20:11:37 | 魚 料理
寒の時期のグレは脂がのっておいしい。

寒ければ寒いほど、脂がのるようだ。

それに大好きな白子も大きくなる。

この時期、白子を持つオスが釣れると、興奮しているからか、ちびりとお漏らし。
おー、もったいない、もったいない。

この白子。どうして食べるか。さっと湯に通して刺身。中はまだ生状態がよろしい。感触はねっとり。まったりとしていて、それでいてさっぱり。カワハギのキモとは濃厚さが違う。

ホイル焼きもまた絶品。鍋に入れてもよし。ただし、この手の物が好きな人にはたまらないが、苦手な人にはだめなようだ。

身の方は野菜たっぷりに盛ったグレのタタキがよい。カツオのたたきのグレバージョンだ。

カツオは焼くが、我が家のグレの場合、沸騰した湯をかける。そしてさまして、水気を拭いて。あとは薄切りにする。皿に並べ、たっぷりの野菜を盛り、ポン酢をたっぷりとかければできあがり。

4人で、40㌢ぐらいのグレなら、ぺろりと平らげてしまうほどなのだ。

臨月メバル

2009-01-18 20:27:31 | 釣り
こんなメバル、初めて見たわ。

自分が釣った物ではないけれど、あまりにもでかかった。お腹も。長さも。

臨月のメバルを、写真に撮らせてもらった。

長さは28センチほど。横たえると、あまりのお腹の大きさに、背中側に倒れてしまって、真っ直ぐにならない。

メバルは産仔魚。つまり赤ちゃんのメバルを産む。卵では産まないのだ。

だから、お腹が大きいメバルは赤ちゃんを出すこともある。

透明の部分と黒っぽい部分のある、ドロドロとしたヤツ。

透明な部分は体、黒っぽい部分は目玉。出したヤツをすぐに海水に入れると、どうなるか?

まさか、と思われるが、泳ぎ出す。ピロピロピロと体を振って。

ガシラも同じことになる。

もしこんなのが釣れたら、お腹を絞り出して、産卵させてやる。海水に入れて海に放流。生きてくれるかどうかはわからないが、釣りをさせてもらっている、せめてもの償い。

償いなら、放流すれば良いんだろうが…。そんな気分になれるまでは時間が掛かるだろう。それなら、この時期には、釣りに行かない方がよいのかも…。

必殺エア抜き人

2009-01-16 19:00:04 | 釣り
必殺仕事人。新シリーズが始まった。かつてのシリーズの藤田まこと役の中村主水の殿の変わりようが絶妙、面白かった。

最近、仕事人ならぬ、エア抜き人になっている。メバルやガシラを釣ると、どうしても水深、水圧の関係で空気袋が膨張する。釣り上げてから個人イケスに入れても横たわって泳ぐだけ。

数を読むのには素早いが、そのうち弱ると、エラブタをパタパタさせながらでも、身が硬直していることがある。

これではいけない。おいしく食べることが出来ない。

折れた竿先の先をとがらせ、肛門から刺してエアを抜いた。成功もあれば、失敗もある。何か良い方法は…。

バスの大会では、生かして持ち帰ることから、エア抜きが行われており、注射針が使われる。これを使ってみたら、あ~ら、不思議。

肛門から刺しているより、格段に早く、しかも腸の内容物が出てくることもない。
それに失敗もほとんどない。

一度しか使っていないが、”殿”はえらく注射針が気に入った。

ガシラ安泰

2009-01-15 10:07:48 | 釣り
昔、泉南方面での乗合船は、ガシラ釣りでお客を呼んでいた。

釣り方簡単、ハズレが少ない、食べておいしい。の3拍子そろった魚。

ところが釣りすぎたのか、このところは、今ひとつ。五目狙いに変わっているようだ。

兵庫県須磨の岡田釣船は、冬になるとガシラ狙いで船を出す。15日発売のデイリースポーツの取材で出かけた。

ひょっとして上バリにはメバルが来ないかと、ハリス1号のメバル仕掛けをセット。

コトン。オモリが着底すると。竿で20㎝ほどオモリを上げ下げして、オモリで底を小突きながら誘う。エサを動かすと、目立つからだ。じっとさせているよりは、動かした方が効果がある。しかし、動かしすぎはあまりよろしくない。何事も適度に。

ガシラが濃いポイントでは、着底と同時にアタリ、ということがある。まるで上からエサが落ちてくるのを待ちかまえてるみたい。

ゴツゴツゴツ。アタリがあれば上げる。じっとしていたら、根に入られる。メバルに追い食いはあるが、、ガシラに追い食いはない。

しかし、時として、ダブルで釣れるときがある。そんなとき、いつも思う。すごいタイミングで、しかも、魚影の濃いところに仕掛けが通ったものだと。

25㎝頭に19尾。これだけ釣れればもう十分。

我が家の定番ガシラ料理は、唐揚げなのだ。

ビッグフィッシング 女性大会

2009-01-14 08:56:52 | 釣り
1月15日に放映される、サンテレビ・ビッグ・フィッシングは、淡路島で行われた女性だけの釣り大会。永田さんチームと朝宮さんチームに分かれての、尾数対決。

若いのんやら、それなりのんやら…(おっと、失礼、しつれい)、総勢8人。アシスタントはやっさんこと安田明彦、ただ一人。

仕掛けにオモリはたんまりと用意。

朝一はメバル狙い。船長の思い通りには行かず。しかも、仕掛けの交換、オモリの交換、エサの刺し方説明やらで、てんやわんや。乗船前は寒かったが、前のファスナーを開けてちめたい空気を取り入れたやらなければいけなかったほど。

それでも、元気なメバルが釣れた。

それなりの人が乗っておれば、それなりの釣果が出たはずだが…。

一番の大物を釣ったのは辻さん。彼女は心斎橋でオーダーメイドのジュエリー店「ハンズミワ」のオーナー。釣りの専門は磯のフカセ、すなわちグレ釣り。グレ闘友会にも所属している、数少ない女性磯釣り師。

さ~て、結果はどのように。15日の放送を見逃さないでね。

寒すぎとちゃう?

2009-01-12 20:42:55 | その他もろもろ
いやー、寒い。

身も心も縮み上がってしまいそう。この寒波で釣りの計画がおじゃんに。また行き先を探さなくては…。

かつて勤めていた㈱週刊釣りサンデー(あとから出してきた釣りサンデーとは違う)の元大ボスが亡くなった。

新聞にも大きく取り扱われていた。

釣り取材の日だったので、夕刊には目を通さず。翌日、エイトで、お客さんから知らされた。

安田明彦が、釣りの世界で生きていけたのは、㈱週刊釣りサンデーのおかげと思っている。いろいろなことが体験でき、いろいろなことを経験させてもらった。それが今、役立っている。

三途の川に魚がすんでいたら、きっと竿を出しているのだろうな~。

会社では社長の時代も、会長の時代も「やっさん」と呼ばれていた。

よい思い出も、悪い思い出も…。

ご冥福をお祈りします。