海人川人 やっさん(安田明彦)の釣って食って楽しんで

海釣り、川釣り問わずいろいろなジャンルの釣りを楽しみ、仕留めた魚をおいしく食べるためにさまざまな料理を作る

シンキングゲーム

2009-01-11 09:03:02 | 釣り
釣りはシンキングゲームだと思う。

竿を出しながら、頭の中で、いろいろ思い、考え、悩んでいることが多い。

それを楽しむのが釣りだと思う。

物言わぬ魚。しかも水中。釣り人は陸の上。竿やライン、ウキを通して、水の中を、また魚がどんな風に食ってくるのかを想像する。

仕掛ける「手」はいくらでもある。でも、それが正解かどうかは、魚のみが知ること。釣れたら、まずは、正解と思いたい。

同じ手で釣れれば、さらに正解率が高くなり、単発で終われば正解率が低いと言うことだろう。隣の釣り人が、違う方法で釣っても、それは正解。つまり、釣りはこうだ! と言い切れることは、まず無い。絶対といってよいほど無い。そう僕は思う。

低いと、そこでまた考える。さっきはあんな風にしたから食った、こうしたから食った。自分がもてる、いろいろな手を、状況を見て試す。不正解。不正解。ピンポ~ン。当たり!

でも最近、これでないとダメ、という釣り人が見受けられる。

ダメという決め手は?その判断材料は?この色だから釣れた?

僕は今まで、釣りを仕事として27年。釣りをしてきて、こうだ、と思ったことがない。こうしたから、釣った、という考え。こうしたから…のあとには、他にも釣れる方法はあったのかもしれない、という、不確かな部分が残っている。

釣りは不確かな部分があるから、さらに考え、面白いのだ。