海人川人 やっさん(安田明彦)の釣って食って楽しんで

海釣り、川釣り問わずいろいろなジャンルの釣りを楽しみ、仕留めた魚をおいしく食べるためにさまざまな料理を作る

魚のエアー抜き

2010-05-31 09:08:06 | 釣り道具
釣った魚によっては、エアー抜きをしてやらなくてはいけない場合があります。

水圧の変化によって、空気袋が膨れ、魚は生きてはいるが、イケスに入れても、横たわったまま、潜れない状態になります。

身近な魚では、マダイ、メバル、ガシラがそうなります。

エアー抜きには、道具が必要です。

釣具店に行けば、先がとがったエアー抜き、注射針のようなエアー抜き(こちらはバス用品ですね)が売られています。

注射針のエアー抜きは、購入しましたが、先がとがったエアー抜きは、自作しました。



穂先が折れた竿で作りました。

先を砥石で斜めにけずり、突き刺すこともできるようにです。

マダイのエアー抜きは、先のとがったほうでやります。

肛門に突き刺し、穴を広げるようにしながら、胸ビレあたりを押さえると、ブシュと抜けます。



肛門といっても、穴が二つあって、尾ビレ側の穴です。

道具がなければ、ハリ先を利用して、広げるだけでも抜けることがあります。

魚の背ビレを下にして、立てるか、寝かせるとやりやすいでしょう。

メバルなどは、注射針でのエアー抜きをします。



メバル、ガシラの場合、胸ビレの基部(ヒレが出ているところ)から少し離して、斜め上(背骨方向)に突き刺してやると、うまくいきます。

これは、魚を調理していると、どのあたりに空気袋が入っているかを知ることが出来ます。

最初は感でも、だんだんと、自信がついてくるものです。

エアー抜きをしたからといって、どうこうは、ないと思うのですが、浮いていると死にやすく、メバルなどは、生きているのもかかわらず、魚が硬直している場合が多いように見受けられます。

小さい魚の場合、エアー抜きをして放流すると、潜っていってくれるので、生き延びてくれるかもしれません。

傷つけているから、生きているように見えているだけで、死んでいるかもしれませんが。

生きてくれていれば、幸いです。