速報でもお伝えしましたが、
昨日行われた
羽田盃(SI)で、ヤマノファイト(馬主:山口明彦様)が優勝しました
南関クラシック1冠目を制覇

厩舎にとっては、2015年のストゥディウム以来、3年ぶりの羽田盃(SI)優勝です

パドックはいつも通りの落ち着いた雰囲気。
一度しりっぱねをしましたが、それからは、
淡々とマイペースで歩いていました。
526(+4)キロ
いつものコンビ。
内は担当の上永吉厩務員、外は森本厩務員
本橋孝太騎手
「まず1冠目を勝ててほっとしました。
レース前はさすがに緊張しましたが、パドックで跨ったら
ヤマノファイトが安心させてくれました。
ウチの馬が行くかなと思っていたけど、
ヤマノファイトもゲートを出てくれたので、
押さえるよりは行かせた方がいいかなと思っていました。
負担もかけてしまったけど、
前回からの成長力もありますし、ひっかかることもなく、成長を感じる走りでした。
オンとオフがしっかりしていて、
道中もリキまずに走れています。
最後もひと伸び、ふた伸びしてくれました。
この馬は担当厩務員さんや、小杉亮騎手がしっかり仕上げてくれるので、
本番で僕がミスらなければ、力は一番あると思っています。
東京ダービーでは本場に応援に来て、
ヤマノファイトの走りを観ていただければと思います」
ゴール板を過ぎて、ほっとしたように笑顔を見せた本橋孝太騎手
迎えた森本厩務員の前で、ガッツポーズ
そして笑顔
検量前には、いつも調教をつけている小杉亮騎手の姿も。
「なんや、競馬終わった(小杉騎手は9Rに騎乗)のに、まだ勝負服着ておったんか(笑)」と愛ある言葉をかけた矢野調教師。
二人の握手シーンも感動的でした。
添えられた手が弟子への「愛」を語っていました。
ヤマノファイトを降りた本橋孝太騎手が「亮、ありがとう」と手を差し出して、二人が握手しているシーンも
しみじみと胸に沁みました。
すぐにヤマノファイトに近づいて、首に手を添えて労った小杉亮騎手。
「最後の直線は馬の力を信じていたので、大丈夫だと思っていました。
すごい馬です。」
肩掛けをつけてあげていました。
矢野義幸調教師
「ほっとしましたね。
1番人気でしたから。
ウチに馬がいたので、逃げは想定外でした。
道中は折り合いもついていたし、ペースもそれほど速くなかったので、
4コーナーまでいければ、あとはどの馬が来るか、という気持ちでした。
だんだん力をつけてきていますね。
まだ先があると思います。
風格も出てきました。
(愛弟子とクラシック制覇に)
嬉しいですね。ほっとしています。
(次は東京ダービーですが)
あぁ、本橋はダービー勝ってるね(2012年プレティオラス)。
えらいやっちゃな(笑)
これからは目標に向かって仕上げていきたいと思います」
表彰式は、遠くから小杉亮騎手も見守っていました。
ファンの皆さんに応える本橋孝太騎手。
矢野調教師と初の師弟コンビクラシック制覇に
「嬉しいですね」としみじみ。
デビューから13年目、ついにこの日がやってきました。
羽田盃(SI)でのご声援ありがとうございました。
ヤマノファイトは2015年3月1日生まれ、鹿毛の3歳牡馬。
父エスポワールシチー、母ケイアイリード
生産・馬主は沙流郡平取町の山口明彦様です。
これからも応援よろしくお願いいたします。