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山の湖かたくりも花濃かりけり:星野麦丘人

2021年03月08日 | 俳句
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山の湖かたくりも花濃かりけり:星野麦丘人
山の湖に佇んでいる。湖水も色も深い春の色をなしている。ふと足許を眺めると小さく可憐な花が目に留まった。かたくりの花である。この濃い紫に何故か心が揺れ動く。♪山の淋しい湖に ひとり来たのも悲しい心~♪え、お呼びでない、こりゃまた失礼いたしました。<空青し片栗の花反り返る:やの字>角川書店「合本・俳句歳時記」1990年12月15日所載。
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