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朧夜の古びぬものに虫めがね:春日のりこ

2021年03月18日 | 俳句
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朧夜の古びぬものに虫めがね:春日のりこ
春は朧の夜である。活字を読むのに虫めがねで見ている。何時の頃か興味が湧くと目を近付けずに虫眼鏡を見る癖が出来た。老眼の走りだったのだろう。今日の興味は山野草の写真である。未だに似て非なる花の区別がつかない。オドリコソウとホトケノザ。ところで何んで「虫」めがねなのだろう。虫を見るためなのかしら。虫めがねは何も教えてくれない。<朧夜の亡き人いつも頬笑めり:やの字>俳誌「はるもにあ」2021年3月第85号所載。
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