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食パンの焦げ目ほど良き今朝の夏 菊池鈴枝

2017年05月25日 | 俳句
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菊池鈴枝
食パンの焦げ目ほど良き今朝の夏

食パンの焦げ目が程良くついて朝食が美味しい。程よいと言えばこの爽やかさは夏の始まりを感じる。立春が今朝の春、立秋が今朝の秋、立冬が今朝の冬として今朝の夏は立夏と言うところ。日ごろもやもやと感じていた季節感もこの言葉により季節の実感を得ることになる。パンも玉子焼きもサラダも完食し、さてと今日の一歩を踏み出して行く。健康こそわが宝物なり。:俳誌「百鳥」(2016年8月号)所載。:やんま記

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