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噴水の上がり始めの重たげに 鈴木かこ

2017年07月08日 | 俳句
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鈴木かこ
噴水の上がり始めの重たげに
暑い盛りの公園に噴水が吹き上がった。その上がり始めが重たげに見えたのだがやがて勢いよく踊り始めた。人々は足を止めある者はベンチに腰を下ろして眺める。測定出来ない程の涼ではあるが心の世界の清涼感はほっと一息つかせるものがある。砂漠にオアシス大都会に噴水、お陰様でこの夏も越せそうだ。ご自愛を!:俳誌「はるもにあ・合同句集」(2016年)所載。

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