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引き抜いて意外に軽し小判草:関口加世子​

2020年05月22日 | 俳句
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引き抜いて意外に軽し小判草:関口加世子​
穂先が小判の形の小判草。穂先を重そうに垂らしている。道端の一本を引き抜いてみると何と軽いことか。我が住まいの周辺に野馬除土手という史跡がある。雑草雑木が自生している。その中に小判草が散らばっている。ワタクシにとっては小判より幸せになる一品である。近頃は散策だか徘徊だか分らなくなって来たが日々歩く事を止めない。膝痛には膝の筋肉を鍛えて備えようと言う事である。副産物として鳥の声や四季折々の野草や雨や風に触れられる五感の喜びがある。何時まで可能か一歩一歩と噛みしめるように味わっている。<小判草路傍に実る苫屋かな:やの字>。:雄山閣『新版・俳句歳時記』(2012年6月30日)所載。
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