320
子のバケツ目高の下に鮒しづか:篠原梵
子のバケツに目高が泳いでいる。覗き込むとその下に鮒が身を潜めている。今年はスケジュールが狂っているが本来は夏休み直前の季節となった。捕虫網を武器に子は山野を駆け巡る。傍にはお父さん。この季節の父との思い出が生涯の父の面影と為る。そんな日々に得た目高であり鮒つこである。夢の中でも泳いでいる目高や鮒。きっと明日は蝉や蜻蛉が夢を巡るであろう。<空近き目高が大将硝子鉢:やの字>:彩図社『名俳句一〇〇〇』(2006年11月10日)所載。
<俳句喫茶店・つぶやく堂へどうぞお入りください>
子のバケツ目高の下に鮒しづか:篠原梵
子のバケツに目高が泳いでいる。覗き込むとその下に鮒が身を潜めている。今年はスケジュールが狂っているが本来は夏休み直前の季節となった。捕虫網を武器に子は山野を駆け巡る。傍にはお父さん。この季節の父との思い出が生涯の父の面影と為る。そんな日々に得た目高であり鮒つこである。夢の中でも泳いでいる目高や鮒。きっと明日は蝉や蜻蛉が夢を巡るであろう。<空近き目高が大将硝子鉢:やの字>:彩図社『名俳句一〇〇〇』(2006年11月10日)所載。
<俳句喫茶店・つぶやく堂へどうぞお入りください>
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます