やんまの気まぐれ・一句拝借!

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​旅鞄ひとつ増やせり夏の星 吉田林檎

2020年05月07日 | 俳句
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旅鞄ひとつ増やせり夏の星 吉田林檎
コロナウイルスの緊急事態にも出口論が活発になってきた。季節は新緑の旅行シーズンである。あちらこちらを訪ねては土産の品が増えて行く。その中に夏の星を増やした、いや増やしたい程見事な星空である。都会と違い山国の空は澄んでいる。東京では識別できない天の川もくっきりと見えている。星を見ると亡き人の顔が浮かぶのは何故だろう。銀河鉄道のカンパレルラは今どの辺りを走っているのか。<母の星妹の星夏の星:やんま>:俳誌「角川・俳句(2020年5月号」所載。
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