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「また」と言い「また」と返されゆやけ空:木幡忠文

2021年08月02日 | 俳句
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「また」と言い「また」と返されゆやけ空:木幡忠文
夕焼け空が広がってさあよならの時間がやってきた。じゃあ「また」ね、と言えば「また」ねと返れて別れる。夕焼け空が今日の命の燃焼を象徴している様である。一寸先の闇の中何が起こっても不思議ではない。ましてコロナ禍の時代である。本当に「また」の明日が来る事を祈るばかりである。<十分に生き切りました大夕焼:やの字>:朝日新聞『朝日俳壇』(2021年7月25日)所載。
<筆者高齢により年内に筆を置かせていただきます>

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