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鯉幟富士の裾野に尾を垂らす:山口誓子

2021年05月04日 | 俳句
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鯉幟富士の裾野に尾を垂らす:山口誓子
鯉幟が五月の空に気持ち良く泳いでいる。雄大な富士が視野に広がる裾野の町である。あたかも鯉の尾が富士から大地に向かって垂れているかの様である。ところで都市近郊ではあまり鯉幟を見掛けなくなった。少子化もあるが各く家の敷地がだんだん狭くなって来た為もあろう。少し郊外に出てこれを発見した時は何とは無しに嬉しいものである。その上富士が見えればラッキーこの上も無い。:角川書店「合本・俳句歳時記」2019年3月28日所載
(板前に息子三人鯉幟:やの字)
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