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台風の目の中にゐる長湯かな 徳田惠里子

2018年08月27日 | 俳句
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徳田惠里子
台風の目の中にゐる長湯かな
時にこうゆう事がままある。テレビの台風状況で進路も刻々と承知していたが入浴はこの時間と決めているので今日もそうした。風呂に入れば浮世の苦労も水に流せようと言うもの。しばし忘我の心地である。窓を打つ風の音がふっと止み静寂が訪れる。これって台風の目に入ったからであろうか。また目をつむる。少し長湯をしたようだ。今年は9月1日が二百十日だと言う。:俳誌「角川・俳句」(2018年9月号)所載。
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