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たかおさむ
鳥雲に話弾みて墓の前
春になると渡って来ていた鳥たちが北へ帰って行く。雲間に竿を為している軍団は時に感動すら覚える。カリ、カモ、ハクチョウ、ツルなどだろうか。彼岸の墓詣りにやって来た家族が久々に会話らしい会話を交わしている。空高く鳴き渡る鳥に気が付き全員で上を見る。墓の前に一瞬の静寂が訪れ再び会話が戻り弾んでゆく。:俳誌『角川・俳句』(2017年5月号)所載。
たかおさむ
鳥雲に話弾みて墓の前
春になると渡って来ていた鳥たちが北へ帰って行く。雲間に竿を為している軍団は時に感動すら覚える。カリ、カモ、ハクチョウ、ツルなどだろうか。彼岸の墓詣りにやって来た家族が久々に会話らしい会話を交わしている。空高く鳴き渡る鳥に気が付き全員で上を見る。墓の前に一瞬の静寂が訪れ再び会話が戻り弾んでゆく。:俳誌『角川・俳句』(2017年5月号)所載。
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