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水底に日の届きをり蜷の道 福神規子

2019年02月14日 | 俳句
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福神規子
水底に日の届きをり蜷の道

透き通った小流れの底が見えている。日が射し込むと水底の蜷の這いまわった痕跡までが見えて来る。何故か始まりから終わりまで完結して見えるのだが多くは蜷の姿が見当たらぬ。探しに探して埋もれた姿を発見すると思わずにやりである。秘め事を覗き見する愉快さがある。因みに川蜷は源氏蛍の餌に田螺は平家蛍の餌になる。:雄山閣「新版・俳句歳時記」(2012年6月30日版)所載。
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