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山本あかね
風花や夫をいとしと思ふ時
晴天なのに雪がちらついている。風花である。今は天国にいる夫の便りかも知れぬ。ふと無性に亡き夫が愛しく思えてきた。思えば一緒に過ごした時間の長かったこと。自分を形作ってきた大半の時間を共にしてきたのである。家を成し家族を成し旅を成しゴミ出し諸々の生活を成してきた。失って知る存在の大きさが物質の様な重量をもって胸に迫ってくるのであった。:俳誌「百鳥」(平成2019年4月号)所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
山本あかね
風花や夫をいとしと思ふ時
晴天なのに雪がちらついている。風花である。今は天国にいる夫の便りかも知れぬ。ふと無性に亡き夫が愛しく思えてきた。思えば一緒に過ごした時間の長かったこと。自分を形作ってきた大半の時間を共にしてきたのである。家を成し家族を成し旅を成しゴミ出し諸々の生活を成してきた。失って知る存在の大きさが物質の様な重量をもって胸に迫ってくるのであった。:俳誌「百鳥」(平成2019年4月号)所載。
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