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ずたずたに日輪うつす蝌蚪の水:小山都址

2021年03月09日 | 俳句
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ずたずたに日輪うつす蝌蚪の水:小山都址
足許の池に陽がきらめいている。蠢くものがあって覗き込んでみた。とたんにあわただしい波紋が広がった。お玉杓子である。たちまち映っていた日輪がずたずたにされてしまった。いよいよ春も本番である。来し方のどの春も淡い期待に満ちていた。この春にはどんな出会いや出来事があるのだろう。<棒杭に空をうかがふ蝌蚪の列:やの字>角川書店「合本・俳句歳時記」1990年12月15日所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>

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