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青きものひとすじ混じる落葉焚 柴田多鶴子

2018年11月17日 | 俳句
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柴田多鶴子
青きものひとすじ混じる落葉焚
落葉を焚いている。黄色茶色や赤い落葉が混ざっている。ふと一筋の青いものが目に留まる。まだ枯れきらぬ内にくべられたか。この小さな発見が今日一日の幸福をもたらした。よく見ると穴の開き具合もまた面白い。この一枚あの一枚と拾い集めて作業はなかなか捗らない。通行人が立ち止まり火に手をかざす。心もほっこり温まってきた。:俳誌「角川・俳句」2018・11月号より。
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